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河鍋暁斎記念美術館へ行きました

春分の日、ぽかぽかといい天気でしたね。
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さて、本日は埼玉県蕨市内にある河鍋暁斎記念美術館へ行ってきました。3年くらい前から、河鍋暁斎という画家の美術館が市内にあるのは知っていたのですが、住宅街にあるので、たどり着けるのか不安であったことと、そのうち行ってみましょうくらいに思っていて、中々機会に恵まれませんでした。
 
昨年、歌川国芳の展示会へ行き、河鍋暁斎がかなり早い時期、国芳の弟子であった時期があったことを知り、これは一度見てみたいと思い、今回出かけてみました。
 
河鍋暁斎記念美術館はこじんまりとしている子孫が運営している美術館です。展示コーナーは3つに分かれています。個人宅を改造した美術館なので、展示数も限られているものの、2ヶ月ごとに絵が架け替えられるようです。肉筆がなども沢山あるようです。
 
暁斎という人は、色々な要素を持った人で、狩野派であったり、浮世絵師であったり、妖怪画や、戯画があったりと早い時期に師事した国芳ばりにいろいろな画法、タッチでなんでも描けるという感じの画家です。現在は、狩野派としての暁斎にスポットを当てた展示となっています。
 
以前見たちらしなどで、暁斎のイメージは妖怪画の絵師という感じだったのですが、この人は実に達者な筆遣いです。現在の展示では、なるほど狩野派なんですね。と、言っても私自身あまり詳しくないので、「狩野派です」と言われれば「はい、そうですか」という程度なのですが、巧さや迫力といったものは伝わってきます。
 
絵のほかにも色々資料の展示もあり、じっくり見たかったのですが、時間切れ。16:00で閉館ですので、余裕を持ってのんびりしに出かけることをお勧めいたします。
 
小さいながらカフェ兼ミュージアム・ショップもあり、こちらのグッズも面白いです。暁斎は蛙が好きで、色々作品もあるようです。この美術館では、「美術館友の会」のほかに、蛙好きが集う「蛙友の会」というのもやっています。夏場は蛙の絵の展示もあるそうです。
 
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絵葉書コーナーが充実していて、まるで「鳥獣戯画」のような「蛙の学校」、日本絵画というより西洋のペン画のような「兎図」、19世紀のイギリスの本の挿絵のようなタッチの「鴨の親子」とまったくタッチの違う3枚の絵葉書をお土産に購入しました。これだったら、さらっと送れる絵柄です。
 
さて、次回は絵が掛け換わった頃、また訪れてみたいと思います。場所が判ったので、今度は迷子にならずに行けますからね。