ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

最近の求人で思うこと

現在求職活動中。最近思うのですが、この頃の日本の企業はおかしく無いですか?
 
求職情報サイトから応募しようとすると、その会社に直接求職サイトから応募できる場合と、その求職サイトについている人材紹介会社を通して応募するものとあるのですが、「今回の募集については○○に一任しています」という企業が結構あります。つまり丸投げですよね。応募が多いのが予想されるので、雑魚は紹介会社の段階でカットして、ある程度の人数にしぼってから募集している会社の人事登場、なのかもしれません。募集の背景を読むと、「幅広い人材を求めています」とか「今までとは別の局面を迎えている為、広く色々な業界で活躍してきた人材を投入して、刷新をはかりたい」とか書いてあるのですが、人材紹介会社に一任したところで、すでにそういう人は省かれてしまうと思われます。
 
人材紹介会社にしろ、人を入れてなんぼなんでしょうから、履歴書を見てとても判りやすい履歴の人を売り込みたいでしょう。長くお勤めしていると、履歴書が複雑になったりしてしまうこともあると思うのですが、そんな面倒な人はハナから御呼びでないのでしょう。結果、募集している企業のカラーに合った、似たような応募者のみを送り込み、その中から選ぶことになるわけで、それでは募集の背景とは全く正反対の結果に終わると思うのです。
 
第一、自分の会社で一緒に働こうという人を選ぶのに、他社に丸投げってどうなんでしょう ? 請け負ったほうから、こういう傾向の応募でしたという報告が出されるのかもしれませんが、人事担当者が自分の目で応募者の書類を見ることは結構大事だと思います。感触や応募の傾向から自社がどのように世間で見られているか判ったり、事業を伸ばすヒントがあったりするはずです。それをしないのですから、サボっているとしか思えません。
 
人事って、その企業の未来をデザインしていく仕事だと思うのですが、今の日本の企業の人事の方たちはどのようにお考えなのでしょうか ? あまり、ものを考えていないように感じます。目先のことだけしか考えていないというか、その会社の5年後10年後20年後を考えて、人を雇い、育て、配置しているのでしょうか ?
 
ハローワークを通じて応募する歳に、「上司にあたる人が○○歳のため、それより年上だとダメだそうです」とかいうメモが入っていることがあります。幼稚園じゃあるまいし、社会人なのですから年齢関係なく上手くやっていくのか本当でしょう。その上司が先頭にたってダメ出ししてどうする ! 人の上に立とうという人は、その下で働く人たちが円滑に仕事が出来るように気を配るのが仕事の一つです。それを「出来ません」と最初から匙を投げているようでは、職務をまっとうしているとは言えません。そして、こういうアホ上司が平気で存在を肯定されているのがそもそもヘンで、そんな企業はいずれ頭打ちでしょう。
 
本日、紹介状を出してもらおうとハローワークで聞いてもらった企業は、「59歳まで応募可」と求人票には書いてあるのに、実質的には年齢制限がある旨メモが入っていました。ハローワークの方が電話で問い合わせてくれたところ、希望の年齢以上の場合は、「書類を出してもらってもいいですけど・・・」って言ってます、とのこと。出しませんって ! 読むほうはたいした手間じゃないでしょうが、書類を出すほうはうんざりするほど時間も労力もかかる上、写真代と郵送料とクリアファイル代までかかるんです。最初から落とされるのが判っているような所にわざわざ出しませんって ! 第一、そんな偉そうなことを言えるほど条件が良くないじゃないの !
 
就職難だからって、企業が偉そうなのはどうかと思いますけどね。日本は人口が減っていて、労働人口も減っているのに、相変わらず年齢とか性別とかなんだかんだ雇用する方は偉そうに言っているけれど、20代の若者をやとって長く働いてもらおうと思っても3年で辞めてしまうのなら、55歳のその道のベテランをやとって60歳までなら5年、65歳定年の会社なら10年、バリバリと働いてもらった方がはるかにいいと思いますけどね。
 
アメリカのように、もう写真を貼るのは止めましょうよ。年齢や性別を記入するのも止めましょう。だって、その仕事をするのに年齢や性別なんてどうでも良くて、ただその業務がつつがなく遂行できる能力があればいいだけなのですから。
 
就職活動をしていると、色々と考えてしまいます。ま、文句を言っていても仕方が無いので、引き続き活動しますけどね。願わくは、わくわくどきどき出来るような素晴らしい企業に巡り会いたいですね。