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甘い生活を目指しています。

伊豆高原旅行 その3 池田20世紀美術館

2日目は、もう帰る日なのですが、8:00からの朝食をしっかり済ませ、9:00には荷物をまとめてチェック・アウト。
 
色々悩んだ結果、2日目は池田20世紀美術館へ行くことに致しました。時間があったら、一碧湖にも足を伸ばすつもりで、池田20世紀美術館の後はランチ、その後大室山へリフトで登って、さらにワイルドスミス絵本美術館に寄るというプランに致しました。
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さて、まず池田20世紀美術館への行き方ですが、宿泊施設で尋ねたところ、バスで直に行ける便が少ない為、途中のバス亭で乗るより、まず駅の案内所で相談したほうが、別のルートが見つかるかもしれませんよ、とのことで、荷物をロッカーに入れるのと、案内所に寄る為、伊豆高原駅まで行きました。
 
案内所の方はとても親切で、バスの時刻表に記しをつけて、渡してくれました。現在、池田20世紀美術館まで駅から行けるバスは一日1便のみとのこと。そこで、バスを乗り継いでいくことに。まず、9:45に出るぐらんぱる公園経由でシャボテン公園へ行くバスに乗り、理想郷東口に10:01に着くので、下車。10:15に来る伊東駅行きのバスに乗って、池田イメージ 2
20世紀美術館前にて下車。10:20に着予定。
 
教えられたとおりに理想郷東口で降りました。あら、何だろう、あのおしゃれな可愛い建物は ?? それがワイルドスミス絵本美術館でした。あまりの可愛さに、建物の写真を撮りました。帰りに寄ろう、と決心。次のバスが来たので一路池田20世紀美術館へ。
 
池田20世紀美術館は常設展のほかに企画展も開催中でした。まず、常設展ですが、結構大きな絵画もあって、期待以上かも・・・。とにかく名前のように20世紀の作品が幅広く収集されているという感じです。有名どころも色々で、ダリ、ピカソシャガール、ウォーホルなどなど。もイメージ 3
ちろん日本人画家の作品もあります。シャガールの「パレード」が展示
されていたのは嬉しいかぎり。この絵、シャガールらしくて好き好き。シャガールは「バイオリン弾き」も並んで展示されています。
 
ウォーホルは、あの有名なマリリン・モンローのシルク・スクリーンの作品です。色々な色の着いたマリリンの顔がずらっと並べられている作品なのですが、ポップであると共に不安感をあおるような作品だなと感じます。なにか、とても現代的というか、そう言うより「20世紀的」とでも言った方がぴったりくる感じです。よくも悪くもウォーホルの作品はとても20世紀的なんだな、とつくづく思いました。
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地下では「木田安彦 祈りの道」という企画展を開催いて、これがまた面白かったのです。この作家さん、知らなかったのですが、とにかく作品が面白い。「祈りの道」というくらいなので、作品として描かれているのは全て宗教的な祈りの場とそこに集まっている人々なわけですが、日本のお寺や富士山だけでなく、アジアのお寺の前に集まった人々は屋台が出ていたり、麺を食べていたりしていて、その国の生活も一緒に描かれています。宗教って、結局は生活と密接なんですよね。日本だってお寺や神社を中心に門前町が形作られているし、人々の生活と祈ることとは切っても切れない関係ということです。でも、この作家さんの作品はとにかくポップで可愛い。ついクスリと笑ってしまうような出来栄えです。紙に描いたのではなく、木の板に描いた物も特徴的で、木目イメージ 5
の美しさもあわせて堪能できます。木版画が結構あって、シリーズのよ
うです。
 
その他、ガウディの世界を紹介した小さなコーナーがあり、以前日本で行われたガウディ展で出展されたレプリカも展示されています。しゅろの葉の門のデザインなんて、ほんとうに素敵です。
 
内部にも外部にも彫刻もあり、それも面白い風景となっています。館内ではフラッシュを焚かない、個人で愉しむとしい目的であれば写真を撮ってもいいそうです。受付の方に申し出ればOKです。入場券は展示室に入る前のところで穴を開けて設置されているリボンを通してしおりにできます。私も記念にしおりを作って持ち帰りました。
 
ミュージアム・ショップとカフェ・スペースもありますが、今回バスの時間があって、ゆっくり出来ずにすぐに出てしまいました。車で行く方や時間に余裕のある方はのんびりされるのもよい場所だと思います。