ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

がんばる爺さん

今日は雨降りだったので、一日中お篭りして、図書館で借りてきたDVDを見て過ごしました。
 
それは2000年制作のクリント・イーストウッドの制作・監督・主演の作品で「スペース・カウボーイ」という作品です。平たく言うと「爺さん宇宙に行く」というお話です。作品としてはよく出来ていて、若い頃宇宙を目指していた空軍の4人組み「チーム・ダイダロス」が40年後にある任務を請負い、念願の宇宙に旅立つ、というものです。40年たっているので、チームの面々は皆爺さんです。でも、この爺さんたち、中々すごくて、正直、若い者なんかには負けていないんです。宇宙に行くまでの前半戦のチーム再結成やトレーニングのシーンなどの軽やかな造りと、宇宙に出てからの命がけの任務遂行のサスペンス感と、見ていて気持ちのいい作品となっています。
 
さて、今日、テレビをつけっぱなしにしていたら、先日亡くなった大滝秀治さんの追悼番組をやっていまして、ついつい見てしまいました。1991年のNHK作品で「オールドフレンド」というドラマなのですが、こちらもほとんどの出演者が爺さんです。主人公は高速道路の料金所にお勤めしている爺さんで、28歳になる娘と二人暮し。奥さんを10年くらい前に亡くしています。この娘の縁談や、同僚の自殺、仲良しとの旅行などをからめて、元気に前を向いて生きていこうとする爺さんの姿を描いています。いい話に出来ていて、ついつい見入ってしまいました。大滝秀治という俳優さんの持ち味である笑顔が素敵でした。
 
昨夜は地上波初放送、ということで「エクスペンダブルズ」というアクション映画をみました。こちらも出演者が爺さん、と言うのはちょっと早いかも知れませんが、アクション映画に出るにはちよっとお年を召したスターたち。もっとガンガン出てくるのかと思ったら、シュワルツネッガーとブルース・ウィリスはアクション無しで、チラッと出るだけでした。主演で監督、脚本もやっているシルベスター・スタローンは相変わらず暴れまわっていました。この映画、好評だったのか「2」が公開中ですものね。爺さんだって観客動員できるんですね。
 
何だか2日でどっと「頑張る爺さん」を見た気分です。映画やドラマで「頑張る爺さんもの」ってジャンルとしてあるように思います。それに比べて、「頑張る婆さんもの」というのはめったに見かけないような・・・。もっとも女性は強いので、特に頑張る作品を作る必要がないのかもしれませんね。
 
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まぁ、みんな一日一日と老いていくのですが、いくつになっても誇りを忘れず、自分で出来ることは自分でやって、少しは人様や世間の役にも立てる様に、仲間と家族を大切に、もちろん自分も大切に、楽しく生きていける年寄りになりたいですね。