ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

皆働く仲間のはずなのだが・・・

今、私がアルバイトに行っている会社は、変わろうとしています。なぜかと言うと、時代に置いて行かれてしまったから。売り上げも下がってしまい、何とかしなくちゃ、というところらしいのです。
 
それで、商品の内容を変えていこうという方向なのです。本日も、商品を作成している部署の方たちと販売、広告の代表者も交えて延々会議を行っていました。
 
でもね、こう言っては何ですが、どうして私たち下っ端、つまりパートやアルバイトや契約といった待遇で働いてはいるものの、その商品を売っていく上での最前線にいる人間に意見を求めないんでしょうね。実は、事前に販売部で部内会議を持って意見を出したりしたわけですが、代表者が取りまとめて会議に出すということなので、もう、その人次第なんです。正直言って、その人より下っ端の方が、日々お客さんと接しているので、貴重な意見が出せると思います。でも、そこを掬っていかないんですよ。すごくもったいないと思います。
 
そして、下っ端で長く働いている人々は何を言ったところで何も変わっていかない会社であることをうんざりするほど分かっているので、余分な事を言わないようにしているのです。
 
何だか馬鹿らしいですよね。本当に会社を変えていきたいのなら、立場が上だ下だと言っている場合ではないのですが、得てして「社員」という身分の方たちは大いなる勘違いをしていて、会社に対しては害を与えているのです。
 
私は以前、ある外資の大手メーカーに小さな会社から派遣されたことがあるのですが、その際、その部署の部長さんに言われました。「派遣だからとか思わないで、意見があったらどんどん言って下さい。遠慮しないで、部をリードしていって下さい」。御蔭さまで、その企業ではのびのびと働けて、力も発揮できました。少なからず、その会社のお役にも立てたと思います。
 
日本の企業も少し、頭を柔らかくして、企業の将来を考えるなら、広く意見を募るべきだと思います。同じ会社で働いている者同士、労働者としての貴賎はないはずです。あるのは部長だの課長だの平だのというタイトルの違いだけです。仕事の前では、皆平等のはずです。パートだろうがアルバイトだろうが、きちんとその会社の為に仕事をしていて、結構成果も上げています。今、このパート、アルバイト、契約の労働者を切ってしまったら、会社として回っていきません。せっかく縁あって一緒に働いている仲間なのですから、大事にして、会社の役に立ってもらうように考える方が得だと思うのです。
 
経営者、トップの方、少し物事を広い目で見てみましょうよ。今のままでは会社として大損です。