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奇想天外な作品群 「シャガール 三次元の世界」展

14日(土)に東京駅に行く用事があったので、東京ステーションギャラリーで開催中の「シャガール 三次元の世界」展に行きました。

この展覧会はシャガールの立体作品に注目したものとなっています。もちろん、油彩も少しは出ています。

構成は以下のとおり。

絵画から彫刻へ  《 誕生日 》 をめぐって
空間への意識   アヴァンギャルドの影響
穿たれた形  陶器における探究
平面と立体の境界  聖なる主題
平面と立体の境界  素材とヴォリューム
立体への志向  動物モチーフ
立体への志向  肖像、二重肖像
立体への志向  重なりあうかたち
立体への志向  垂直性

今、こうして出品目録を見ていると、なんと出展数は175点です ! 東京ステーションギャラリーは規模があまり大きくない美術館なので、そんなにたくさんの作品を見たという実感がありません。

そして、なにより驚いたのはシャガールって立体作品があったのか、という事です。私は今までたまたまシャガールは油彩や版画しかみたことがなく立体も作っていたということも今回初めて知りました。

じゃ、その立体の作品ってどんな感じなのかと言いますと、う~ん、なんと言いますか、普通の彫刻とかをイメージしてもらっちゃいけません。ロダンとか、ああいった正統派とでも言いますか、立体の作品と言った場合に誰もがイメージするような作品とは違うのです。

シャガールの絵画がそのまま立ち上がってきたような感じをイメージしてもらうと分かり易いかと思います。かなり変わった作品ばかりです。いいとか悪いとか、うまいとか下手とかいうよりは、単に好きか嫌いかかな~と思います。

私の感想としては、かなり変なものを沢山見たような気分です。時々、いい感じの物もあります。そんな感じなので、気楽に見られるのがいいかと思います。小一時間もあればどうにかなります。

今回の展示会はいままでの私のシャガールのイメージを覆したものとなりましたが、やはり私はシャガールに関しては、絵画や版画などの二次元作品が好きです。

この展覧会をもって、「東京駅周辺美術館共通券」をすべて使い切りました。出光・三菱一号館・三井記念・東京ステーションギャラリーと今年は4つの美術館が参加しているお得なチケット。各館1つの展覧会で利用できます。今年は、出光にはそれ以外に2度、前売り券を買って計3つの美術展に行きました。東京ステーションギャラリーも、「オープン・ウィーク」という無料イベントに行ったので、今回で2度目。行きつけると何度も同じ美術館へ足を運んでしまいます。お得なチケットは使い終わってしまったけれど、今年もあと2ヶ月、どこへ行って何を見ようかしら。貪欲に出かけたいと思います。

  
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