ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

お祭りのお神楽を見てきました。

10月16日・17日、埼玉県蕨市の和楽備神社のお祭りでした。
日中は御神輿が出て、にぎわっていたようですが、私は通常の日曜どおり、ジム・図書館・スーパーと回っていたので、御神輿は見そびれてしまいました。
 
両日とも15時・17時・19時と3回お神楽が行われるので、17時の回のお神楽を見に行ってきました。数年前に見に行った時は、神社の鳥居脇の舞台で行われていたのですが、今回、いつの間にか大きな舞台が鳥居とは逆の方向に出来ていて、そこで行われました。
 
お神楽の舞台なので、神棚 らしきものがしつらえられていて、お酒などのお供物が、舞台の前方に並んでいます。
 
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さて、いよいよ始まったお神楽は「稲荷山」という演目で、稲荷の神様・神様の下男のひょっとこ・神様の眷属の白狐・武人らしい○○のみこの4名が次々と登場。五穀豊穣を願う演目らしいです。あらすじは、神様が下男のひょっとこに素晴らしい威力を発揮する弓矢をもってこさせます。眷属である白狐が神様の前にやってきて、武人を招き入れます。神様は国を荒らす良くない者たちの成敗を武人に依頼し、自分の弓矢を貸し与えます。武人は早速でかけていきます。
ほとんどが舞で、それぞれのキャラクターにあった舞を披露してくれました。白狐は猛々しいキャラクターなのか、見得を切る場面もあり楽しめました。ひょっとこの番になると、やはりひょっとこ囃子で、盛り上がります。
 
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それにしても、お神楽の衣装の色の合わせ方は綺麗です。神様は黄色の上着に紫色の袴。白狐は白い毛に赤い上下が映えます。しかも上は模様入り。武人は金色の長いベスト状のものをつけていて、その下は青地に金色の柄入りの着物、袴は黒か濃紺に白の模様入り。猛々しい黒い髪に似合っています。そして、
 
一番カラフルなのが、一般庶民代表のひょっとこで着物の袖からして何色もあり、その上に来た羽織は黒地にカラフルな多色の柄。袴はブルーの地に柄と、どうしたらこんなににぎやかなコーディネートを考えられるの、と言いたいほど。でも、どのキャラクターの衣装も、見ていておかしくない上、その人物の特性をよく表していると思います。
 
お囃子は3名、舞台右側に控えています。いつも感じるのですが、バリ島のガムランって、お神楽の楽曲とよく似ています。笛・太鼓・金で構成されているからかもしれません。今回、太鼓のよく効いた曲もあり、なんだかベリー・ダンスの時に使う、イスラム圏の曲に似ていて、不思議な気分になりました。アジアって、結構文化的に伝統の音曲が似ているところがあるのかもしれません。
 
その上、舞の振りで片足を宙に上げたまましばらく止まる、という動きがあって、似たようなのをタイ舞踏とか、バリ舞踏とかで見たことがあるような。ヨーロッパの踊りにこういう動きや振りってあるのでしょうか ? 今まで私は見たことが無いように思うのですが。イメージ 2
 
約1時間の演目は観客の拍手とともに終わりました。19時からは「大和武尊 ( ヤマトタケル ) を上演し、最後に神社からお供物が配られるとのことでした。
里神楽」と呼ばれるようですが、楽しませていただきました。
 
 
♪写真は上から、お神楽の白狐、ひょっとこ。
   右は、お神楽の舞台の左右にある物置に御神輿をしまって
   いるところ。御神輿が次々と軽トラックで運ばれてきました。