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「萩尾望都SF原画展 宇宙に遊び、異世界にはばたく」展 甲府でハギオワールドにどっぷり浸る

今日はずっと行こうと計画していた山梨県立美術館へ行きました。

今、特別展として「萩尾望都SF原画展」を開催しています。更に、常設展のミレーのコーナーで特別コレクション展示として「ゴッホが見たミレー」と言うのが9月25日から始まったので、どちらも見られる期間で行こうと考えていました。

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さて、「萩尾望都SF原画展」ですが、漫画家の萩尾望都さんのSF作品に絞った原画展でして、2年前に吉祥寺の美術館で同じ趣旨の展示がありましたが、今回は約400点の展示という事です。マンガの原画なのでついつい

読んでしまい、何だかんだと2時間かけて全展示を回りました。脚は疲れたものの、気持ちはまったく疲れていなくて、もっと読みたい気持ちでいっぱいです。

今回、SFに特化している原画なのですが、宇宙ものが割と多くて、萩尾先生の描く宇宙空間や星空の表現が、墨で描いた白と黒の2色なのにとても美しくて、今更ながらに萩尾先生の絵の上手さに唸らされました。

自分が学生の頃に読んでいた時は、綺麗だなとは感じていても、それが普通の事として受け入れていたようで、なんとも若いって恐ろしい!年を取ってから同じ物を見ると、そのテクニックや表現力の凄さが若い頃よりよく分かるようです。

 

私は初期のSF作品は結構読んでいたものの、途中から何故かプツッと読んでいなくて、「スター・レッド」も始めの方だけ読んだ記憶がある程度。少女の阿修羅が活躍する「百億の昼と千億の夜」に至っては、当時青年誌だったか少年雑誌だったかでの公開の為、全く読んでいないのです。「銀の三角」や「モザイク螺旋」あたりは僅かな記憶があります。

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とは言え、初期の70年代か描かれた作品も、既に完成度が高く、今でも普通に通用する作品です。「左ききのイザン」や、ブラッドベリの作品もいい。

 

そしてなんと言っても「11人いる!」は傑作。限られた時空間でのサスペンスSFで、その続編の「東の地平、西の永遠」も面白い。この辺り、そのままハリウッドで映画化してもいいのに、と思います。

 

会場では、萩尾先生の対談の映像も流れていて、そのままずっと見ていたかったものの、かなり長いようなので諦めました。

会場では展示の終わりの方に一緒に写真撮影ができるパネルが3枚あります。そこで写真撮影も良いですね。

ショップで、この展覧会のグッズを売っています。定番の展示会オリジナルTシャツやトートバッグ、ポストカードセット、クリアホルダーセット、書籍などの他にオリジナル手ぬぐいが4、5種類ありました。ガチャで缶バッジがあったので、それを一つ購入。なんか嬉しい。

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萩尾望都先生は漫画家50周年で、今年は色々展覧会やイベント、出版などがあるはずです。この機会に、今まで読みそびれていた作品のあれこれを読んでみたいと考えています。

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