三連休最終日。
この年末年始、ずっと読んでいた五木寛之の「親鸞」シリーズ。本日は遂に完結篇の上巻を読了。あと1冊。
この作品はお坊さんが主人公なので、難しいのかと思っていたが、読み始めたらあっという間。親鸞という1人の人間の成長記でもあり、浄土宗の法然上人に深く帰依した青年僧が、その教えを自身のものにする為に悩み、考え、行動し、やがて独自に極め、他の人々に広めていく様が描かれる。それと共にその時代の人々の生活や信仰、陰謀や事件が描かれて、エンタメ小説の要素を濃くしている。
難しくはなく、むしろワクワクしてどんどん読めるので、新聞連載、書籍化当時、ベストセラーだったのがよく分かる。
こういう切り口から、仏教をもっときちんと読むきっかけにするのもいいかなと思います。
さぁ、物語の回収が如何にされていくのか。最終巻へ!