突然ですが大牧温泉に来ています。
いやぁ〜、ずっと来たかったのです。10年くらい前に船でしか行けない温泉として知って以来、いつか行こうと考えていました。今回、昨年春に北陸新幹線の利用料が割引になるというニュースがあり、それを利用して行ってみようと言うことになっていました。
実際、その割引は何だったのか、ただの「えきねっと」での割引になりまして、イマイチよく分からないキャンペーンでしたが、なんと「全国旅行支援」がまた始まった関係で、宿泊料が割り引かれ、更に現地でお土産や飲食に使えるクーポンが支給され、結構割り引かれた感があります。
さて、大牧温泉。着くまでが大変でした。私は埼玉県の南部に住んでおり、同行する妹は埼玉県の北部に住んでいます。私は北陸新幹線を大宮から、妹は群馬県の高崎から利用しまして、一路富山県の新高岡駅へ。ここからバスなのですが、予定しているバスに乗るまでに2時間ほどあり、ランチを駅近くで取ることになりました。駅前から少し歩いた所に巨大なショッピングモールがありまして、その中の飲食店をぐるぐる。都内でもよく見かける店舗多し。「そこだけはやめてよ」と呻いたのに星乃屋珈琲店に入る事に。なぜ私が抵抗したかというと、私の住む埼玉県蕨市にその本店があり、いつでも行けるから。晩御飯は旅館なので昼は軽めに済ませましょうと言っていたのにカツカレーを頂きました。美味しかった。そして店舗はお洒落でした。
バスで終点の小牧という所まで行きまして、そこから庄川峡遊覧船に乗り、大牧温泉へ。遊覧船では庄川峡の解説などがあり、そのあとは民謡が流れて、旅情を盛り上げます。でも、なんだか現代ではなく昭和っぽい。船内は中国っぽい飾り付けがされていました。速度は遊覧船なのでゆっくり目に進みますが、雪が残る山の斜面が迫り、その間を流れる川を行くのはなかなか楽しいものでした。
30分くらいで到着し、上陸。船着場のすぐに大牧温泉はありました。チェックイン時に富山県の現地で使えるクーポンを平日なので2,000円分頂きました。更に上乗せキャンペーン中とかで2,000円分頂きました。つまり1人4,000円分です。私はそれを利用するためのアプリを入れたものの、開かずどうしたものか、先にこのキャンペーン事務局に問い合わせていたのですが、現地で紙のクーポンをお渡し出来ますとのことでした。妹はネット利用をしておらず、どちらにしろ紙のみです。宿のフロントの担当者が言うには、この宿で買い物をするのであれば紙で出せますとのことでした。そこでキャンペーン事務局に問い合わせたところ、そんなことは無い、宿泊施設から紙クーポンがどこで使えるかのリストがあるので貰ってくださいとのことでした。で、リストを頂きました。ところが紙クーポンの使える場所がものすごく少なく、お土産を買えるような場所が見つかりません。ランチに使おうか、と言うことで、一旦クーポンから離れて、温泉に浸かりに行きました。
この温泉は女湯は大浴場、中浴場、露天風呂があります。露天風呂は外に出て、長靴を履いて階段を登って少し行った所にあり、木造の湯船の10人くらい入れるものと、その奥に「野風呂」という岩で囲まれた様な小さな湯船があります。この温泉の泉質は無色透明で少し硫黄の様な臭いがあり、入ると初め肌がキシキシし、その後スベスベに。どの湯船も泉質は一緒です。
夕食は大広間で取りました。お食事を取る場所がお部屋ごとにいくつかに分かれているようで、お隣の大広間はツアーの団体さんでした。私たちのお部屋は個人旅行の面々らしく、2から3人ごとのテーブルで、黙々とお食事が進んでいました。富山県は海老が名産なのか、お料理に海老が入っているものが色々。山なのに海の幸を頂きました。
疲れていたのか、食後ばったりとお布団に倒れ込んだら起き上がれず、1時間くらいぐずぐずして、まだ入っていなかった大浴場に行きました。大浴場は立って入るのにちょうど良いくらいの深さの所が一番心地よく、しばらくじっとしてしまいました。
湯船4つに入ったわけですが、私は露天の野風呂が一番気に入りました。岩にぐるりを守られている様な形と作りで、とても落ち着く上、目の前に川の景色が見えて開放感があるのです。
早寝しました。