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美術史美術館 ブリューゲル以外の沢山の作品

イメージ 1美術史美術館のその他の絵
あなたは、ここに居たのね、という出会いが沢山。
 
 
私の撮った下手な写真で雰囲気のみお楽しみください。 ( 背が低いのであおるような写真になってしまいます )
 
 
まず、ネーデルランド・ドイツの絵画が集まる左側から。
 
 
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フェルメール「絵画芸術」
ルーベンスの一大コレクションの大部屋の外側に、廊下だったのでは ? という広さの小部屋が並んでいて、そこにポンっとさりげなく飾られています。「おおっ」という感じです。フェルメール大好きの日本人観光客としては意外な待遇にちょっと驚きを隠せないかも。
 
相変わらず、どこからどう見てもフェルメールって感じですよね。お隣の大部屋のルーベンスの賑やかさに比べて、なんと静謐であろうことか。ふっと時間が止まったような、それでいてその一瞬の濃密なこと。美しい絵ですね。
 
フェルメールはこの一枚です。
 
 
●光と影の魔術師 レンブラントのお部屋
フェルメールのひとつ置いた隣だったかな、角部屋がレンブラントの展示室。ここには数枚のレンブラントの自画像と、レンブラントの母の肖像画、息子の肖像画があります。この息子の肖像画「読書する画家の息子ティトゥス・ファン・レイン」は2009年に国立美術館で開催された「ハプスブルグ展」にも出展されていたと思います。
生涯多くの自画像を描いたレンブラントですが、肖像画を描くのが好きだったのでしょうか ? 母の肖像と息子の肖像、家族そろっての肖像画というのは無いのでしょうか ?
 
 
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ボッシュの作品も、ガラスのケースに入って展示されています。これは裏表に描かれているのか、片方が十字架を運ぶキリストの絵、片方がこども。魑魅魍魎の出てこない絵も描くんだ、という感じです。
 
ブリューゲルの大部屋の外側の小さな部屋にあります。
 
 
●北方ルネサンスの巨匠 デューラー
ボッシュの展示してある部屋の隣だったかがデューラーの展示室。有名な「ヴェネチアの若い婦人」があります。この絵は「ハプスブルク展」の目玉でしたね。もっとデューラーの作品があってもいいような気がします。
 
 
クラナッハの絵は、さすがにウィーンでよくお目にかかった気がします。この人の絵は、何度見てもなんか不思議。でもなまめかしい。あやしい女性のかもし出すエロティシズムとでも言いましょうか。「ユデット」もあります。
なんかイラストっぽいというか、うーん。妖しい魅力に彩られていますね。
 
 
●ヴァン・ダイク
肖像画のイメージが大きいのですが、肖像画以外の絵にお目にかかれます。
 
 
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この美術館の絵画コレクションの1/4だか1/5はルーベンスなのでは、と思わせるほどの数量です。
ルーベンスの2度目の妻のセミヌードがあるのですが、どうやらこの美術館の看板娘のようです。たしかに画家の愛が感じられる一枚です。
 
「受胎告知」もよかった。この「受胎告知」はマリアが左、大天使ガブリエルが右側です。マリアの顔もガブリエルの顔も若々しくてかわいい感じです。「受胎告知」は横長の絵が多いように感じますが、これは縦の構図にすっぽりとマリアとガブリエルが納まっているので、
距離感が近いイメージ 5ですね。
 
幼いキリストと洗礼者ヨハネと2人の天使を描いた絵のかわいらしさ。
と思うと、切られた首の周りにヘビがまとわりつく「メデューサの首」も。
とにかく大作がこれでもかこれでもかと展示されています。
 
 
 
 
 
右側のイタリア・フランス・スペインの絵です。
こちらも一大コレクションです。
ティツィアーノにティントレット、カラヴァッジョもあります。
でもミケランジェロダ・ヴィンチが無い。ここのイタリア・コレクションの特徴かもしれません。
 
 
「草原の聖母」があります。聖母子と幼い洗礼者ヨハネでしょうか。
ラファエロなんだけど、なんか。いや、十分ラファエロなんですよ。
ネーデルランド・ドイツ絵画から見てきたので、ラファエロはなんだかまったく違う感じを受けます。
なんというか、居心地の悪さというか。アウェーというか。
フィレンツェやローマでこれでもかと見るラファエロはしっくり来るのですが、見るほうの気分ですかね。
とにかく、ラファエロもあります。
 
 
●宮廷画家 ベラスケス
スペイン宮廷のお抱え画家だったベラスケスの描くマルガリータ王女の成長を追った肖像画があります。
少女時代の青いドレスのより、もっと幼かった頃の白いドレスのがかわいい。
この肖像画は当時のお見合い写真だそうです。スペインのハプスブルグからオーストリアのハプスブルグへ、ゆくゆく嫁にやるので、順調に育っていますよ、ということをお知らせする為に描かれたのだとか。
王女の顔が確かに徐々にハプスブルグ家の顔になっていく様が、すごいです。血は争えないということでしょうか。
 
 
言わずと知れたヴェネッチア派の雄。長生きだったからか、パトロンに恵まれたからか、作品がかなり多いように感じます。どこの美術館に行ってもティツィアーノを見ないことが無い ! スペイン王家の仕事も10年くらいしているはずです。
で、いつ見ても安定した仕事振り。
 
 
●ティントレット
「スザンナの水浴」があります。ティツィアーノの弟子だったはず。
ティツィアーノとティントレットの展示室にやはりヴェネツィア派のヴェロネーゼの展示室があります。
 
 
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●パルミジャニーノ
マニエリスムの「長い首の聖母」で有名なパルミジャニーノの自画像があります。「凸面鏡の自画像」。21歳の頃だそうです。初々しい自画像、おはだつるつる。
「弓を作るキューピッド」もあります。弓をつくっているキューピッドの脚の間からのぞいているキューピッドは、なんか性格悪そうな顔をしています。
 
 
●ジョルダーノ
「大天使ミカエルと叛逆天使たち」があります。
大天使ミカエルの青い衣が目に鮮イメージ 2やか !
 
 
 
その他もろもろありました。