ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

シュールな「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展」

イメージ 1
 
 
 
古い話で恐縮ですが、9月16日(金)に、ラフォーレ原宿で開催中だった「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 ~映画とその周辺~」へ行ってきました。
 
なぜ見に行ったかと言うと、映画の紹介をテレビで見て、興味を持ったからてす。
 
さて、久々の原宿、久々のラフォーレ原宿に、ちょっとどきどきしながら向かいました。シュヴァンクマイエルについては、まったく知識が無く、プラハ生まれのシュールレアリストであるということだけしか知らないで行ってしまいました。もちろん、彼のシュールな映像作品も見たことがありません。
 
展示会場を入ると、待ってましたとばかりにオブジェが何体も並んでいました。何て言ったらいいんだろ~、このヘンな感じの物体、面白いですね。入り口辺りにあったのは、私は好きです。シュールなんだけれど、ヨーロッパの古いお屋敷の書斎に置いてあっても妙にマッチしてしまうような出来栄えなんですよ。河豚と鳥が合体した下に人間の足が付いているのとか、「???」なんですが、イヤな感じではないのです。
 
さらに奥へ進んでいくと絵画、版画、ドローイング、コラージュと盛りだくさん。「ぷふっ」と噴出してしまうような作品のオンパレード。さらに奥へ進むと、映像作品関係の展示があったり、映像も見られたり、撮影で使った小道具や装置の展示や、現在公開中の映画「サヴァイヴィング ライフ」の絵コンテやメイキング映像も見られて、ヤン・シュヴァンクマイエルの映像作品へのアプローチが伺えて楽しい。
 
その奥は、奥さんのエヴァの絵画やオブジェ作品。これは、私は好きではありません。
 
そして最後のコーナーでは、日本の版画と同じ手法で作成した版画の展示と、小泉八雲の「怪談」に載せる絵の展示もあります。
 
会場を出た鏡張りのコーナーには日本人写真家の細江英公さんが撮ったヤン・シュヴァンクマイエルのポートレイトの展示もあります。
 
シュールレアリズムって、面白いんだ、と感じさせてくれる展覧会でした。来ていたお客さんも若い人から中高年までという感じでした。かなりストレートな性的表現の作品がいくつもあるので、子供は入れないのかもしれません。大人は笑っちゃうけどね。性的なのはダメっていう方は、イヤかもしれません。まぁ、そういうのもあるよね、と思える向きには楽しいと思います。
 
京都でも10月から公開されるそうですので、関心のある方はどうぞ。関心のない方も、シュールな日常を体験するという意味では、面白い展覧会だと思いますよ。何事も、食わず嫌いはダメですからね。きっと楽しめますよ。