ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

退職しました

ついに本日、4年近く勤めた職場を退職いたしました。
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正直言って、楽しい職場ではありませんでした。仕事も退屈でした。賃金も安い仕事でした。その上、いくら働いたところで、何のキャリアにもならず、何かスキルが身につくわけでもなく、人脈が出来るわけでもなく、延々とルーティン・ワークが続くだけというお仕事。キャリア・ダウンもはなはだしい。人間関係も、非正規雇用というだけで、差別的な扱いをされるのは日常茶飯事、いくら仕事をしたところで、まっとうな扱いなんて望めず、という面がありました。早く辞めたくて仕方がありませんでした。
 
先日、グループ・カウンセリングで「バイトに根が生える」と言った方がいましたが、確かに私の場合はまさにそのとおりで、バイトに根が生えた結果の4年でした。3ヶ月で辞めるつもりで入った職場ですから、本来キャリアだなんだというのもおかしな話といえばおかしな話なのですが、やはり日々働いていると考えてしまうのが人情です。私の同期の3人は皆、入って3ヶ月以内に、さっさと別の仕事に移っていきました。「結構長く居るかもね」と、その中の一人が言っていた通りになってしまいました。
 
調度、金曜日が年度末であったのと、有給を使い切ってしまったので、本日まで働くこととなりました。いつも通りお仕事しつつ、あいさつまわり。仕事自体はきりのいいところで、後に残る方に引き継いできたので、本日はあんまりやることもありません。ロッカーを掃除したり、引き出しに溜まっていた書類を捨てたり、シュレッダーをかけたり。私がこの部署に来た3年前、初日に「シュレッダーかけて」と言われ、シュレッダーかけに行ったはいいものの、ダンボール2箱分もあり、2時間もシュレッダーをかけていたことがあります。次に来る方は、そんなことがないようにシュレーダーかけも済ませました。
 
あいさつ回りも同じ立場で働いている非正規雇用の方の所と、職員の方で一緒に異動した方や一緒に毎週外出があってお話しする機会が多かった方の所に伺いました。同じグループの方と、あいさつ回りに行く先の方には用意していたお菓子を配りました。お菓子を配るのが、この職場の習慣らしいのです。先日、地方から一年来られていて、帰られた方も、最終日には配っていましたし。もちろん、手ぶらの方もいます。
 
こうやって挨拶に回ってみると、本当の意味で仲良くなれた人って、いないんだな、とつくづく思いました。今後も繋がっていくであろう人がいない。誰も私と今後も付き合っていこうと言う気も無いみたいだし。私は4年近くだだ働いていただけなんだな、と思います。もっとも、職場とは仕事をする場所なのでそれでいいわけですが、それだけでは何かつまらない。あぁ、なるほど、私はここでは誰とも合わないんだ、だから辞めて正解というところです。
 
正規雇用の人たちでちょっと付き合いがあった人でも、こういう時に本音が透けて見えるものです。私は彼らと一生会うことがないと思います。勤めている時は、本当は好きではない人にたいして、無理して愛想良くしたりしていたものの、もうその必要もないわけです。挨拶に行くのもよそうかな、とも思ったものの「敵も見方もみんな呼べ」とカナダでのお別れパーティーを開く際に、私のルーム・メイトの一人が言っていたのを思い出し、お菓子を持参で挨拶に行きました。もう会うこともありませんが、お世話になったこともあるので、それには感謝・・・ということで。だって挨拶しとけば、一応義務は果たしたわけで、もう彼らのことはすっかり忘れてしまえます。もう、私の人生から出て行ってくれます。
 
正規雇用で働いている方は、色々な思惑の方がいて、なかなか本当に仲良くなるのは難しいように思います。結局、似たような思惑がある人同士は意気投合できます。私が仲が良かった人たちは、皆既に他の仕事に移ってしまっています。
 
それでも、同じグループの方2人から、プレゼントを頂きました。ありがたいことです。これは想定外だったので、そのお気持ちがとても嬉しかったです。
 
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職員の方も、一緒に仕事をしていたことがある方は、辞めることを惜しんでくれたり、次でも頑張ってと声援をくれたり、それもありがたいことです。「送別会をやりましょう」と言ってくれた方もいて、今後おしゃべりの会を持ちましょうということになりました。この方は社内唯一の英語の友です。「ここでくすぶっているより、いいよね」とおっしゃった職員の方もいて、この方は職員なのにこの職場でやっていくのがしんどいようで、私のスキルなども理解してくれていた方でした。
 
色々ありましたが、引き出しの中やロッカーを空にし、私のノートと前任者が残してくれたファイル ( この2点は私のしていた仕事をするためには最良のテキストです ) を次の方に残し、担当していた仕事を現在残っている職員の方2人に引き継いだら、気持ちが軽くなりました。
 
私の後任は非正規雇用の方が異動してくるのですが、年金業務は0からのスタートの為、私がやっていた仕事をまるごと「ハイ」っと引き渡すわけにもいかないのです。その人がスムーズにスタートできるようにとシュレッダーをかけたり、来週の書類申請の準備をしたりしておいたものの、その方のこのところの感じの悪さにはいささか人間としてどうなんだと感じていたのも確かではあるのです。
 
まっ、立つ鳥跡を濁さず・・・
私はやるべきことはやったし、感じの悪い態度しか取れない後任は結局人間としてそんな程度なので、私としてはもうどうでもいいことです。あとは、その人の問題。
 
偏見と不寛容と戦った4年でした。でも、どうせ他人の会社です。私は次に行きます。このプロジェクトはこれでおしまい。
 
お世話になりました。さよなら。
 
 
屋上から見える風景。この職場で一番お気に入りの場所でした。
  これからの季節は、ここは最高です。
テーブルにバッグを提げたりする時に使うものを頂きました。
   もう一人からは、パックと入浴剤を沢山頂きました。癒されそうです。