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フランス新聞社襲撃事件 その後

フランスの新聞社襲撃事件は次々と続報が入ってきます。
 
当初、男性3人組みの犯行で1人逮捕、2人が逃亡中ということでしたが、結局、逃走した兄弟の2人組みは、新聞社襲撃後、人質を取り印刷工場に篭城。別の事件と考えられていた、同時期に起きていた警察官殺害事件の犯人は、その後人質を取ってスーパーに篭城。2つの事件が一つの事件として結びつく。どちらも特殊部隊によって制圧されると言うものでした。
 
11日にはフランス各地で反テロの集会が行われ、パリのデモ行進には各国首脳も参加、フランス史上最大のデモ行進になったとか。事件担当の警察署長が自殺、ハッカー集団「アノニマス」がイスラム過激派に報復したというニュースも。
 
どんどん騒動が大きくなっていきます。フランス全土どころか、ヨーロッパ全体が揺れに揺れている感じです。フランスは人口の1割りがイスラムの人々だとかで、まったく事件に関係ない人々も身の危険があるのではないでしょうか。
 
フランスはデモが多い国というイメージがありますが、そのフランスで最大のデモ行進だというのは、ものすごいことです。各国首脳も参加、というのがこの事件の社会的大きさを知らせています。それでも、テロリストとの戦いというのは、なんだか暖簾に腕押し的な感じを受けます。相手ははっきり言って狂信的な連中で、「狂人」なのですから、いくらその「狂人」に物事を正そうとしたところで、まったくお話にならないのでは。言論の自由は大切ですが、イスラム過激派の脳内には「言論の自由」という概念自体が無いのでは、とも思うのです。
 
だからと言って、テロを許すわけにはいかないわけで、そこがこの戦いの悩ましいところです。
 
そういえば、前のアメリカの戦争もテロとの戦いでしたが、あれってどのように終わったんでしたっけ。とりあえず、首謀者とされていたビン・ラディンを殺害して終結したんでしたっけ。それにしては、あまりにも被害が大きかったように感じます。
 
この事件がきっかけで、ヨーロッパとイスラム過激派の戦争になってしまったりしないことを望みます。戦争はいつでも不毛なものだから。戦争の悲惨さは20世紀にたっぷり味わったはずなのに、のどもと過ぎるととっとと忘れてしまうのでしょうか。人類は成長していないのでしょうか。
 
この事件で犠牲になった方たちのご冥福をお祈りいたします。それと共に、こんな事件が二度と起こらないようにと祈ります。