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京都旅行2016 1日目3 高台寺観月茶会

京都旅行1日目3。

夕方から高台寺観月茶会に出かけました。

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17:00~18:00の間で受付を済ませ、待合室に通されました。すでに15人位の人々が待っていました。しばらくして、20人になったところで、奥のお部屋に移動。お庭がよく見えるお茶会の会場です。この建物は「湖月庵」です。参加者は3人男性で、あとは女性ばかりでした。

縁側にお月見のお飾りがされていました。庭が見えるように、先頭の人から壁を背に座り、私のところから曲がって床の間を眺める位置になり、さらに数人が座った後、曲がってお庭を背にする位置に4人位が座りました。

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このお茶会は流派問わずで、リラックスして楽しんで行って下さいとのこと。何人も、茶道を嗜まれている方がいたようで、細かいお作法などは、そういう方を参考にしました。たまたま、私の隣の方が茶道の心得があるようで、先にその方の所に番がくるので、見よう見まねで。

お菓子が運ばれて来て、お茶が配られました。お菓子はお饅頭で、懐紙には桐紋と菊の透かしが入っています。お茶の茶碗は色々、各自違った物が使われました。私の所に配られた茶碗は、細かい秋の草花を散らした可憐な絵がついていました。

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しばらくして、お茶碗を回収後、干菓子が回されました。この干菓子は瓢箪の形をしています。高台寺が、秀吉の妻、ねねゆかりの寺であることから、瓢箪かしらと思っていたら、今度運ばれたお茶の茶碗は豊臣家の紋の桐が付いていました。これは皆、同じお茶碗です。

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その後、掛軸や置物、お茶道具を各自自由に拝見しました。

始まった頃は、まだ夕方でも明るく、烏が鳴いていましたが、終わりの頃はだいぶ陽が落ちて、虫の声が聞こえていました。

お茶会が終わると、茶室を出て、担当の案内の方が付いて、夜のお庭を散策です。30分位とのことでしたが、もっと時間がかかったように感じました。

お庭をずっと回り、開山堂を覗いたり、臥龍廊や臥龍池を見て、少し上に上がり霊屋を拝観、さらに登って傘亭と時雨亭という茶室をみました。ここまで登ると、木々の間から、京都の夜景がチラチラと見えます。そこから竹林の間を通り抜けるのですが、その幽玄さに息を飲みました。嵐山の竹林が有名ですが、最近、高台寺の竹林も有名になりつつあるとの説明がありました。嵐山の竹林は人混みで、あまり見た気がしなかったので、今回の竹林にはとても嬉しい出会いを感じました。

さて、高台寺内の拝観は終了し、後は各自、チケットを持って点心を頂き、最後に喫茶店でコーヒーか紅茶が頂けます。

点心は、「羽柴」というお店でした。そのメニューは、すだちのジュレ、扇面縁高、秋刀魚幽庵焼、高台寺湯葉と小芋饅頭 銀餡かけ、秋の香り御飯、京の白味噌汁、香物 でした。見た目はちまちまとしている、あっ失礼、お上品な作りですが、食べてみるとお腹いっぱいになりました。軽いお食事とあったのですが、どうしてどうして。中高年女性には十分です。

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その後、石塀小道の喫茶店に移り、コーヒーを頂きました。

だいたい2時間30分の所要時間で、6000円でした。こんなに付いてこのお値段は、物凄くお得感があります。

お茶会自体も楽しかったし、お庭を案内のして頂けたのも良かったし、その上御飯が付いて喫茶まで。機会があったらまた参加したいと思いました。

1枚目は桐の紋のお茶碗。