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「夏秋草図屏風」が見たくて

22日に東京国立博物館へ行った際に、10月末まで公開の酒井抱一の最高傑作と呼ばれる「夏秋草図屏風」を駆け足で見て来ました。

これが見たくて、実はこの日に東京国立博物館に行ったのが半分です。

以前、見たことがあるのですが、なぜかとても見たくて、走って行って来ました。

国宝かと思ったら、重文でした。

ま、どっちでも、私は構わないのですが。

これは尾形光琳の「風神雷神図屏風」の裏に、酒井抱一が描いたもので、抱一がこれを描くことで、「風神雷神図」には季節という意味がもたらされたのだそうです。現在は、別々に分けて仕立ててあります。

「夏秋草図屏風」は銀色に輝き、雨に濡れる夏草と、風に揺れる秋草が屏風の中に生い茂っています。裏側が金色の「風神雷神図」だった事を考えると、お互いが響きあい美しさもひとしおです。現在は別々になっていますが、裏表で見てみたいと思ってしまいます。第11代将軍の家斉の父の依頼で描かれたそうです。

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国宝室は何が飾られているのかと、覗いてみました。金色に輝く「秋草図屏風」が飾られていました。俵屋宗雪という人の作品です。宗達の後継者だそうです。

こちらはキラキラと明るい金色に輝く屏風で、菊の花が描かれています。秋の物寂しさというよりは、菊を配することで華やかな作品となっています。こちらも重文です。私は初めてみました。

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時間がなくて、駆け足でみたのが勿体無かったです。宗達の作品なのか、宗達のお弟子筋なのか「扇面図屏風」も出ていましたが、パッと見ただけで、こちらも勿体無かったです。

十分な時間を取って出かけたいと、つくづく思いました。