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最後までみぞみぞ ドラマ「カルテット」最終回

大好きなドラマ「カルテット」が本日の放送で終わりました。

最後までみぞみぞさせてくれました。このドラマは今期一番の作品だったと思います。

皆30代、プロの経験があるのは第一ヴァイオリンの真紀さんだけ。偶然出会ったと思われたカラオケルームでの出会いも、実はそれぞれに思惑のある出会いだったが、4人はカルテットを結成し、別府さんの家族所有の軽井沢の別荘で同居し、活動を始める。

皆がそれぞれ過去を隠し、嘘をついて今の自分を演じているメンバーたち。その中で、次々と嘘が明かされて、いつの間にかお互いがお互いを必要とするような絆を培っていた4人。

カルテットのメンバーは、上辺の口当たりの良さではなく、見るのが辛い現実を知っている人たち。彼らが自ら3流の奏者であると自覚しつつ、いかに音楽と向き合って行くかも見所。

真紀さんを中心にミステリとサスペンスでもあり、夫婦関係についてや親子関係についてなど、家族の物語でもあり、カルテットのメンバーたちの友情と恋の物語でもあり、とにかく一言では言い表せない豊穣さがあるドラマでした。

冬の軽井沢の別荘での共同生活という舞台設定もいい。あたりを覆う白い雪は、まるで彼らの本当の姿を隠している様です。

カルテットの名前が、「ドーナツ・ホール」なのも意味シン。ドーナツは穴が無いとドーナツでは無いですから。人間の完璧ではない、欠けている所が、人間を人間たらしめているのでしょう。カルテットのメンバーそれぞれが、人間として可愛げがあり愛おしい人物として描かれていて、好感が持てます。皆、それぞれに少し可笑しくて、だからむしろいい。

各話、名台詞のオンパレードで、毎回唸らされました。

脚本は坂元裕二さんのドラマは好きなものが多く、新しいドラマが始まると必ずチェックしています。「問題のあるレストラン」が好きな人は好きなドラマではないでしょうか。

エンディングの曲「おとなの掟」と映像もおしゃれで素敵で、このドラマの世界観を盛り上げていました。

毎週、次はどうなるのか、全く予想がつかず、火曜日が来るのが楽しみでした。最初からもう一度見直そうと思います。

このドラマは最後の最後までみぞみぞさせてくれました。

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