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あれもこれも 「大エルミタージュ美術館展」

13日(木) に六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催中の「大エルミタージュ美術館展」に行って来ました。

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入ってすぐにエカテリーナ2世肖像画がどど~んとお出迎え。この作品のみ、平日は写真撮影ができます。

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この展示会の構成は下記の通り。

プロローグ
1 イタリア : ルネサンスからバロック
2 オランダ : 市民絵画の黄金時代
3 フランドル : バロック的豊穣の時代
4 スペイン : 神と聖人の世紀
5 フランス : 古典主義的バロックからロココ
6 ドイツ・イギリス : 美術大国の狭間で

総数85点の展示ですが、1時間もあれば回れます。

う~ん、何を見たのだろう?西洋絵画のバロックロココなどの各国作品を一通り見たのですが、イマイチ見た気がしない。

その中では、ティツィアーノの「羽飾りのある帽子をかぶった若い女性の肖像」、フランス・ハルスの「手袋を持つ男の肖像」、ヴァン・ダイクの「王妃ヘンリエッタ・マリアの2人の侍女」、スルバランの「聖母マリアの少女時代」、シャルダンの「食前の祈り」、フラゴナールとマルグリット・ジェラールの「盗まれた接吻」、ルカス・クラーナハの「林檎の木の下の聖母子」が印象に残っています。

ピーテル・ブリューゲルの2人の息子の作品も1点ずつ並んで展示されています。「地獄のブリューゲル」と呼ばれるピーテル・ブリューゲル(子) は国立西洋美術館にも同じ作品がある「スケートをする人たちと鳥罠のある冬景色」で、てっきり国立西洋美術館のかしらと確認した程。父の作品の模写ですが、一体何枚あるのか。ずっと父のオリジナルが見たいと思っているのですが、なかなか日本にやって来ません。息子の模写ですな、これはこれでなかなかよく出来ています。凍った川でスケートを楽しんでいる人々、寒そうですが楽しそう。当時の庶民の冬のお楽しみだったことでしょう。

次男で「花のブリューゲル」「ビロードのブリューゲル」と呼ばれるヤンの方は、「魚の市場 ( ペテロとアンデレの召命) 」という作品で、風景の中に聖書のドラマが展開されています。その辺はパパゆずりなのか、この時代の特徴なのか。

一通り、色々見たのですが、正直言って見辛い会場でした。スペースの広さ( 狭さ) に対して大型の絵画が多く、十分鑑賞出来るスペースが無くて、とても見辛いのです。

エルミタージュ美術館の展覧会はある度見ています。今回で3回目。しかし、膨大な展示物を収蔵している美術館だけあって、毎回イマイチ見た気がしないのです。企画の問題なのかな、とは思うものの、「エルミタージュさん、こんなものじゃないでしょう、もっと色々お持ちでしょう」と思ってしまうのです。

本当は、一度現地に行ってみたいものです。

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