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「LFJ(熱狂の日音楽祭)」の1日

5月4日から6日まで、東京・丸の内の東京国際フォーラムで開催中の「ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン 2017」( 熱狂の日 ) に、本日行って来ました。

今年は出遅れていて、購入希望していたチケットが6日の公演分しか買えなかった為です。毎年、ロシア人ピアニストのボリス・ベレゾフスキーさんの公演を楽しみにしています。昨年は3公演分チケットが取れ、しかもいい席だったので楽しみにしていたのですが、ベレゾフスキーさんがまさかの病欠。今年こそは、とチケットを買いに行ったら既に出遅れていて、3つのうち1つの公演しか取れませんでした。そこで、日にちを合わせて何かオーケストラで聞きたいと、本日は2公演をお目当てに出かけました。

今年の「LFJ」のテーマは「ダンス」ということで、あれこれダンスに関する公演が展開されました。

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有料公演以外にも、フリーで楽しめる地上階のコンサートや、チケットの半券で入れるフリーコンサートを初めて講演などもあります。会場では地上階は屋台村、地下階も飲食スペース、物販、楽器店などのミニ・コンサート、出演者のサイン会など盛り沢山の音楽祭です。

更に、丸の内エリアコンサートもあり、こちらもフリーで楽しめます。スタンプラリーや各ビルでの飲食店のサービスもあります。

思いのほか早く東京駅に着いたので、会場に行く前に丸ビルに寄りました。丁度、11:00から弦楽6重奏のコンサートが始まるところでした。

今日は下記のコンサートを回りました。

★弦楽6重奏[ 東京芸術大学 ] (丸の内エリアコンサート・丸ビル)
☆312 (ホールA)
☆アトリエ・ラ・ダンス 「栄華のバロックダンス~舞曲のルーツを辿る~」 (ホールE・有料公演チケット半券にて無料)
☆344 (ホールC)
ベリーダンスと国境なき民族音楽 [Kagura×シャルキィロマ] (丸の内エリアコンサート・京橋エドグラン)

有料公演の312の出演者と曲は次の通り。
テディ・パパヴラミ(ヴァイオリン)
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
ドミトリー・リス(指揮)

チャイコフスキー : ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
                           1. Allegro moderato
                           2. Canzonetta : Andante
                           3. Finale : Allegro vivacissimo
ショスタコーヴィチ : バレエ「黄金時代」から 序曲、ポルカ、ダンス

有料公演の344の出演者と曲。
ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
ドミトリー・リス(指揮)

タン・ドゥン : パッサカリア~風と鳥の秘密~
ハチャトゥリアン : ピアノ協奏曲 変ニ長調 op.38
                          1. Allegro maestros
                          2. Andante con anima
                          3. Allegro brill ante
ヴィクトロワ : 踊る天使(日本初演)

今回はたまたまオーケストラはどちらもウラル・フィルハーモニー管弦楽団で指揮者はドミトリー・リスさんでした。このオーケストラはLFJではおなじみでして、なんだかんだ私は毎年聴いている気がします。

公演312のヴァイオリニストのパパヴラニさんというのは、今回初めて聴きました。公演344がお目当てだったわけですが、ピアニストのベレゾフスキーさんは2曲目のハチャトゥリアンの「ピアノ協奏曲 変ニ長調 op.38」で登場。おかえりなさいといった感じです。いつもながらの鮮やかな演奏でした。

公演344は面白い試みがなされまして、1曲目のタン・ドゥン「パッサカリア~風と鳥の秘密~」では、会場に集まった聴衆のスマホにさまざまな鳥の鳴き声をダウンロードして、演奏のはじめに指揮者が会場に合図すると共に各自がスマホを操って鳥の鳴き声を出すというものでした。私も参加したのですが、会場中でまるで熱帯の森で鳴く鳥たちのような音色がして、それが終わってから演奏が始まりました。参加するというのは、楽しいもので、こういった趣向は大歓迎です。この曲も新しい時代を感じさせるような曲調でした。

アトリエ・ラ・ダンス 「栄華のバロックダンス~舞曲のルーツを辿る~」はバロックダンスを実際に拝見いたしました。演奏はピアノとヴァイオリンで、踊り手は男女1組、ルイ14世が子供時代に踊ったダンスでは、子供の踊り手が2組登場しました。バロックダンスは宮廷で踊られていたダンスということで、バレエの前身のような位置にあるようです。途中、踊ってみましょうということで、観客が20名ほどステージに上がり、レッスンがありましたが、ひざの屈伸を常にしているような動きで、結構疲れそうでした。「メヌエット」「国王のガボット」「ラ・ロワイヤル」「スペインのフォリア」「まねっこ」という曲とダンスが披露されました。途中、踊り手の衣装替えがあり、ヴァイオリニストの方のトークがあったのですが、現在使われているヴァイオリンと当時のものは違うタイプだそうで、聞き比べがあったり、当時のダンス教師が使っていた小型のヴァイオリンの紹介があったりしました。この講座はとても楽しいものでした。

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丸の内エリアコンサートでは、丸ビルで11:00から弦楽6重奏を聴きまして、これは東京芸大の学生さんによる演奏のようです。チャイコフスキーピアソラ、あともう一曲だったと記憶しています。今回、丸ビルの会場は、席指定の整理券を出す方式になっていて、以前より運営が良かったです。運営会社が変わったのかもしれません。

18:00から京橋エドグランで民族音楽ベリーダンスがあるので見に行きました。民族音楽は使う楽器も珍しく、どこか砂漠にでもいるような気分になりました。ベリーダンスは2曲踊りまして、なかなかの見ものでした。

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本会場に戻って、フリーの演奏を楽しもうと思っていたのですが、地上キオスク・ステージでの演奏は全て終わっており、それなのに行列が。飾られていた鉢植えのサフィニアを配るそうなので並んでいただいてきました。前にもポインセチアをいただいた年がありましたが、今回の鉢植えはかなり大きいものでした。鉢植えを持って会場に入れないとのことなので、そのまま帰ってきました。

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今年は、1日のみの参加だったので、私としてはちょっと物足りないフェス参加でした。それでも1日目いっぱい楽しんだ感があり、充実した1日でした。来年は、スケジュール調整をきちんとして、会期中フルに楽しみたいと思いました。


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