タイトルで謳っている通り、日本文化を紹介・体験するようなイベントです。ステージでの公演だけでなく、各ワークショップもあり、盆栽、茶道、花道、書道、落語、能、和楽器の演奏、きもの、藍染体験、和紙漉きなどなど、日本文化てんこ盛りです。更に、埼玉県のグルメのお店も出店。
大宮駅からシャトルバスが運行され、メイン会場の大宮公園とサテライト会場の盆栽美術館を結んでいます。
今日の午後はそのイベントへ行きました。
メインステージで元 ちとせ(はじめちとせ)さんのライブがあるのと、その後に薪能があるので、それが見たくて出かけました。
このイベント、昨年からやっていたらしいのですが、全く知りませんでした。今回、たまたま川口の公共の施設でチラシをもらって知りました。
さて、会場の大宮公園に着くと、かなり奥まで進んで、やっとどうやらイベント会場に辿り着いた様で、ステージがありまして、既に人垣ができていました。14:50位には着いたのですが、15:30からの元 ちさとさんのライブを待っている人垣です。で、他は全く回る暇なく、私もその中で待ちました。
このイベントはライブの前に公開リハーサルがありまして、始まる前に演者さんが出てきて、なんだか始まった様なそうで無い様な。ライブ自体は前座の女性歌手の方が10分程、その後に元 ちとせさんが登場、6曲を熱唱しました。トータルで1時間のライブでした。
久々に元 ちとせさんの歌を聞きましたが、やっぱりいいですね。魂の叫びの様なあの独特のこぶし。彼女がブレイクした頃、毎日「J-WAVE」で流れていたのを思い出します。実物は初めて拝見しましたが、チャーミングな方だなと思いました。以前より、歳を重ねて逞しさも身につけられた様にもお見かけしました。
次の薪能は17:00からでした。若者能と言うグループの主催で、初心者向けに事前に解説がありました。30分も。正直、解説、要りません。
演目は「船弁慶」で、本編は楽しめました。なんと丸々1時間も上演。能にしてはアクションがあるなと言う感じでした。初心者にも楽しめる様にという配慮でしょうか。
薪能なので、能舞台(即席でステージに能舞台を作成)の左右に薪が燃やされるのですが、今回はステージ上の後ろのライトも点いていて、結構明るく、薪の存在が希薄でした。雰囲気は十分味わえました。これは一度、本当の薪能に行きたいものです。
さて、その後は19:00からはサックス奏者の武田真治さん(俳優の)のライブで、ゲストに尺八奏者の藤原道山さんでした。ここでも、公開リハーサルがありまして、武田真治さんがこの段階から会場を温めて盛り上げます。19:00から30分のライブは大いに盛り上がり、アンコールの声が上がって、最後まで皆楽しめたライブでした。
武田真治さんがこんなに盛り上げ上手だとは知りませんでした。それに、今年46歳とのことですが、見た目が若い！ あまり、20代の頃と変わらないのでは。体型がシュッとしていて、全く40代に見えません。痩せていると言うより、華奢なのに驚きました。
藤原道山さんも同い年とのことですが、30代半ばくらいにしか見えず、それも驚きなのですが、最近外国人に人気のあると言う尺八の音色が、不思議とサックスとも合うのに驚きました。尺八で演奏する「007のテーマ」は聞いたことがありません。
と、ステージのみで終わってしまい、出展しているブースは一つも見ていないのが残念でした。野立てを楽しみにしていたのですが。もっと早い時間から行ければ良かったと思います。
明日も開催されていて、三味線や和太鼓の演奏がある様です。明日は落語もあります。明日、予定が無い方は出かけてみるのも良いのではないでしょうか。きっと楽しいと思いますよ。
3枚目は薪能の即席能舞台です。
