環境保護の熱心な活動家として知られるC.W.ニコルさんがお亡くなりになりました。
ニコルさんは長野県に森を作っていて、自然環境の保護に力を入れられていました。
随分前になりますが、私の住む埼玉県蕨市のボーイスカウトの支部が出来て何十周年とかの記念イベントで、市が開催した講演会がありまして、一般の住民も参加できるので講演会に行った事があります。
故郷のウェールズでの子供時代や環境調査で訪れたアラスカなどなお話、長野で森を作っているお話など、楽しく為になるお話を伺いました。ボーイスカウトの周年記念のイベントなので、小学生や若い人も分かるような内容になっていて、一見マイナスに見える環境でもそのからプラスを引き出す結果になる方法なども含まれていました。
4月に代々木公園で行われるアースデイのイベントでは、鹿肉を使ったバーガーなどのお店を出されているのも拝見しました。長野では野生の鹿が増えすぎて、一定数はジビエとして捕獲していいことになっているのだったと記憶しています。野生の動物が生きる環境を追われて里に降りてくる、人の生活を脅かす、一概に動物たちが悪いわけでもなく、ただ共生するには数の管理が必要で、一定数を食材として美味しく頂くというのは理にかなっている自然の循環です。
御縁があって日本に定住されて、とても日本を愛してくれていたのだらうと思います。
ニコルさんのご冥福をお祈りいたします。そしてニコルさんの活動が忘れられることなく日本に根ざして、この国の自然が良い方向に進めればとよいと思います。
📷近所の御宅の桜。
