本屋大賞2019年ノンフィクション賞受賞のブレイディみかこ著『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を現在読んでいます。
これ、良い!万人が読むことをお勧めします。
アイルランド人の夫と著者の間に生まれた中学生になる息子の「元底辺中学校」の生活を通して著者が考えたり感じたりした現代のイギリス事情を綴った現場レポートの様なドキュメント。
この息子がとにかく素晴らしく、彼ならどこにいても逞しく生きていくだろうと思わせる。
現代のイギリスの問題はすぐに日本でも現れるはず。その時、日本ではきちんと対応できるのか?
それにしてもイギリスの学校の教育は人間形成という観点からは日本より進んでいる様に感じる。
ハードな問題を軽やかに提示して見せてくれる読み口なので、気負わずに読んで頂きたい1冊です。