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映画「ダウントンアビー」 懐かしいダウントンの人々との再会

映画「ダウントンアビー」を見に行きました。

ドラマの「ダウントンアビー」が大好きで、録画しても見ていたので、こうして映画で懐かしいダウントンの人々に再開出来るのは感無量。本編が始まる前にドラマを見ていない人の為に、凄腕の女調理人パットモア役の女優さんによる登場人物の紹介があり、ダウントンの人々の人間関係が分かるようになっています。ドラマを見ていない人もスンナリとその世界観に入って行ける仕掛けはあっぱれ。

 

さて、本編はドラマ版の最期からしばらく経った頃でしょうか。執事のカーソンは引退して、いつのまにか執事にはあのトーマス・バローが付いています。遂にトーマスの夢が叶っているのね。しかし、王様夫妻がダウントンに滞在することになり、トーマスに不満を抱くメアリーがカーソンを国王夫妻滞在中だけ執事に戻って欲しいと呼び戻します。「やっぱり私が居ないとダメだな」とばかりに張り切るカーソンさん。休暇を申し出るトーマス。しかし、国王夫妻滞在中は私たちが全てやりますと乗り込んでくる王室付きのスタッフたち。ダウントンの使用人達は何もさせてもらえないのか?そんなの許せない、とばかりに立ち上がる使用人達。

一方、上の階の人々も心穏やかではありません。王妃付き女官はお祖母様のヴァイオレット様の姪ながら領地を巡って息子のロバート・クローリー(グランサム伯爵)に与えられるのか、否かと対決している最中。

三女の婿のトム・ブランソンはアイルランド出身で元運転手。現在は子供の事を考えて、ダウントンの一員に収まっているものの、得意の車関係の事業を営んで居ます。その彼に怪しい男が接近。国王夫妻を狙うのでは、と案じられます。

と、色々盛りだくさんながら、収まるところに収まった大団円。本当に楽しい出来の映画でした。

お祖母様のヴァイオレット様とメアリーの夫マシューの母イザベルの相変わらずの漫才の様なウィットに富んだやりとりも健在。

今回、ヴァイオレット様、出番多し。トム・ブランソン、なんとなくモテモテ。トム・ブランソンは皆んなに愛されてますね。

ドラマでは結構嫌味なメアリーも、映画版ではそうでもなく、次女のイーディスが割といい扱いでした。

相変わらず間の悪い下僕のモールズリーのお陰で、ディナーはダウントンのスタッフで取り仕切られたことも明るみに出て良かった。モールズリーは教師に転職したのに、国王夫妻滞在中だけでもダウントンで働きたいと休暇を取ってやってきます。モールズリーのドジぶりは和みますね〜。

と、楽しい出来に仕上がって居た映画「ダウントンアビー」。かなり映画館は観客が入っていて、ヒットしているのだと思います。

一つ残念だったのが、グランサム伯爵の犬が、ドラマ版と違うような気がしたこと。ドラマ版では、ラブラドールレトリーバーの白っぽい犬だったのです。犬種に詳しくないのではっきりとラブラドールだったとも言えないのですが、白っぽい犬でした。映画ではゴールデンレトリーバーなのか毛の色が茶褐色の上、毛が長い犬でした。ゴールデンレトリーバーにはイギリス種とアメリカ種がある様なのですが、どう見てもドラマ版とは犬種が違うような違和感がありました。伯爵家にとっての相棒の様な愛犬、結構大事だと思うのですが。そしてグランサム伯爵にはやはりクリーム色のラブラドールレトリーバーの方がしっくり来るように思います。ドラマ版ではオープニングからその犬の後ろ姿に視聴者はくっついてダウントンアビーへの道を歩んで行くわけですから。

何だかんだと言いましたが、良い出来の楽しい映画でした。