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おかえり「LFJ (熱狂の日)」

今年のGWもあと2日。今日は午前中に衣替えをし、手編みの毛布を干して、一休みしてから「ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン (熱狂の日)」に行きました。

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この音楽祭も新型コロナの影響で4年ぶりの開催です。規模が始まった当初と比べてグッと縮小されていましたが、クラシック音楽をカジュアルに楽しめるイベントの精神は健在です。今日はチケットを取っていたので、その開場より早目に行って、地上階のフリーの演奏を楽しもうと考えていました。

東京駅に着いたのが16:00頃。この音楽祭では東京駅周辺の色々な会場でフリーの演奏が期間中開催されます。東京国際フォーラムに行く途中にどこかで演奏をしている可能性があるので、KITTEに寄ったところ、丁度ピアノのソロコンサートの最中でした。

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結構混んでいたので、すぐにそこを離れて東京国際フォーラムへ。地上階では丁度30分のピアノとバイオリンのコンサートが始まるところで、バイオリン2名はまだ高校生ながら数々のコンクールで成績を残してきた人たちだそうです。30分、楽しませていただきました。風が強く、楽譜が飛ばされたりして大変そうでした。高校生とは言え、しっかりしているなと感心。バイオリンの演奏も中々堂に入っていました。

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さてさて、チケットをやっとの事取った今回の音楽祭で唯一のステージです。エル・バシャと言うピアニストがいまして、この人の演奏が聞きたかったのですが、今回、チケット争奪戦に明らかに出遅れていまして、ピアノのみの演奏会は取れず、もしかしてオーケストラと共演しているかも、と探したら、思った通り共演していました。

18:05からの314 公演で、出演はオーケストラ 神奈川フィルハーモニー管弦楽団、指揮 リオ・クオクマン、ソプラノ 天羽明恵、ピアノ アブデル・ラーマン・エル・バシャ 。曲目は以下の通り。

ベートーヴェン : シェーナとアリア「ああ、不実なる人よ」op.65

ベートーヴェン : ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73「皇帝」

Ⅰ. Allegre 

Ⅱ. Adagio un poco moto 

Ⅲ. Rondo: Allegro 

 

まず1曲目にソプラノの天羽さんが登場しまして、美しい歌声を披露。普段オペラを聞くことがないのですが、素晴らしい歌声にうっとり。2曲目はピアノが舞台の真ん中に据えられて、さあお待ちかねのエル・バシャの登場です。以前、CDで聴いたことがあるものの、実演を拝聴するのは初めて。曲にもよるのかもしれませんが、繊細な感じの演奏でした。気持ちがいい高音が奏でられ、まるで天使のお告げの様だなと感じました。ベートーヴェンの「皇帝」ってこういう曲だっけ、と思いました。事前に予習して行けばもっと良かったかも。それでも十分にベートーヴェンを堪能いたしました。

4年ぶりの「熱狂の日」は、規模がだいぶ小さくなっていましたが、またまだ健在で、音楽ファンがいる限り熱狂は終わらないことでしょう。私自身は今回はちょっと温度が低めでしたが、来年は十分熱狂して挑みたいと思います。とにかく、おかえりなさい「ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン ( 熱狂の日) 」。来年も楽しみにしています。