今日、図書館に行って、あるポスターを発見。
「2010 日本読書年」
キャッチフレーズは「じゃあ、読もう」だそうです。
へぇ~。2010年って国民読書年だったんだ。と、言うか、「国民」と言ってしまう程の一大キャンペーンだったなんて、知らなかった。
「政府広報オンライン」を見てみると、国民の読書離れによる言語力の低下に歯止めをかけたいらしい。
なんか、末期的ですよね。国を挙げて、国民に本を読むようキャンペーンを張るなんて。学校で、読書月間とか、読書週間とか、強化する期間を設けるのはよくあることだけれど、国にやってもらわないと本も読まない国民に成り下がっていたのか、日本人。
同胞として悲しい。日本人の質が、どんどん低下しているのは日々感じているだけに、ついに小学生並みかよ、と思ったりする。最近の日本人がヘンなのも、満足に本すら読まなくなっているからなのかもしれない。本を読まないから、字が読めない、書けない、言葉を知らない、想像力がない、物が考えられない、と無い無いづくしだ。
以前の職場の本読み仲間が言っていたことがある。彼女の友人は、あまり本を読まない人だとかで、小説を読んでいても、頭の中でその場面をイメージできない為、なかなか読んでいても話が判らず、読むのに時間がかかってしまうと、彼女に語ったそうだ。その話を聞いて「!!!」でした。そんなこと考えたことも無い。子供の頃から常に本は良き友だったので、イメージするのに苦労することはない。
「テレビを見ていると、本が読めない」と言った人がいたが、「えっ??」という感じ。私、よくテレビを見ながら本を読みます。同時進行なんのその。
本を読まないから、最近自分のことしか考えられない人が増えているのだろうか。うーん、これはゆゆしき問題ですぞ。
本を読むのも、結局は慣れですから。単なる習慣です。電車に乗ったら本を読む、休憩時間に本を読む、寝る前に本を読む。生活に取り入れてしまえば、そんなに難しいことでもない。食後にお茶やコーヒーを飲むのと変わりない。
難しいことは置いておいて、「国民読書年」は色々なイベントがあるようなので、それに参加してみるのもいいですよね。
電車で携帯を眺めているより、文庫本を読んでいる人の方が素敵に見えますよね。知的に見せる演出としても、本を読みましょう。読んでいれば、知性もついでに付くってものです。
さて、何読もうかな。