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甘い生活を目指しています。

地味目な韓国ドラマのファン

週末に帰省した際に、韓流ドラマのファンである妹と、韓流ドラマの話になりました。私は特に韓流ドラマのファンという訳ではなく、面白ければ何処の国のドラマでもかまわないのですが、現実的には現在テレビで流れているドラマの何割かは確実に韓流ドラマです。
 
このところ、すっかりはまっていたのが「ジャイアント」という70年代から現代までが時代背景の政財界がごっちゃになったソウルの土地開発にからむドラマで、その中に主人公とその兄弟たちの過酷な運命と復讐が描かれると言うドラマでした。韓国では40 % 超えの視聴率を取ったドラマという呼び声と共に始まった時は、そんなに面白いドラマなのかしら、それとも韓国には他に娯楽がないのかしら・・・と思ったものですが、これがとても面白くて、毎日録画して、( なにせ朝 8:25 からの放送なので ) 晩御飯の時に楽しみに見ていました。月曜から金曜は毎日見続けて約3ヶ月、いやあ、楽しませてもらいました。
 
韓流ドラマファンの妹に言わせると、私は「人気のある○○が出ている」とか「イケメン俳優が出ている」とかいう、いわゆる派手な作品を見事に外して見ているらしいのです。「『赤と黒』だとか『ジャイアント』だとか『秘密の花園』だとか、地味な作品ばかり見ているね」とのこと。だって私は、NHKテレビ東京で、「これ面白いから放送しますね」というのを「ハイ」と言って見ているだけなので、私の趣味と言うよりNHKテレビ東京の担当者の趣味なんですよ。
 
それにしても韓国のドラマは、「許されない恋」とか「○○をめぐる壮絶な復讐劇」とか、そういうドラマが多いですね。いや、私がたまたま見ているのがそういうドラマに偏っているのかもしれませんけれど。そして、いつも思うのが、時代劇は仕方ないとしても、現代劇でも人権が軽んじられているような描き方がされていて、韓国と言う国は人権があまり擁護されていないのかしら、ということ。現代劇では常にとんでもないほどの金持ちの御曹司と貧乏人の女性という設定が出てきて、30年前の日本の少女マンガみたいだな、と思います。しかし、先日の大統領選挙の報道の際に、一見景気がよく華やかに見えるソウルの繁華街のすぐそばに、貧民街のような地域があって貧富の差が問題になっていると報道されていました。あながちドラマで描かれている金持ちと貧乏人の構図は当たらずもがな遠からずなのかしら、とも思います。もっとも、お隣の国なのに詳しいことはあまり知らず、入ってくる情報は韓国の芸能情報か、勢いに乗っている一部の企業の話ばかり。バックグラウンドをもっと知ってから見ると、さらにドラマも面白いのかもしれませんね。
 
現在、週に「ケベク」「秘密の花園」「トンイ」と3本も韓国のドラマを見ている状態です。韓流ファン、と呼ばれる日も近いのかも。こんなに見ていながらも、私としては海外ドラマといえばアメリカのドラマなんですよね。アメリカのドラマは大好きなのですが、ここ数年、放送数が韓国に押され気味かなという点が気になります。ま、ドラマファンとしては、どこの国の作品でも面白いものはどんどん放送してもらいたいですね。