本日飛び込んできたニュースに俳優のアンジェリーナ・ジョリーの乳腺切除というショッキングなものがありました。がんになる可能性が高い遺伝子が見つかった為と、彼女の母ががんで亡くなっていることから、切除にふみきったようです。
その事情を知って、なんて勇気のある人だろう、とまず思いました。そしてなんて知的な人なんだろうと思います。彼女は乳腺切除を行ったことで、乳がんになるリスクが 87 % から 5 % にまで減ったそうです。彼女には実子が3人、養子が3人いて、幼い子供たちの将来を案じて検査を行ったそうです。
それにしても、がんにかかっていて手術をした、というのはよくあるが、がんにかかる可能性が高いのでそのリスクを軽減する為に手術をしたというのは珍しいケースなのではないでしょうか。彼女は女優で、肉体は商品でもあるでしょうに、その肉体にメスを入れるというのは勇気のいる行為です。もっとも、アメリカの乳房再建手術は進んでいて、外見上は元々とあまり変わらないのかもしれません。
今回の彼女の行動は、幼い子供たちに対する責任感の強さからはもちろん、乳がんで亡くなる人を減らす為の早期発見早期治療というメッセージも含まれていると思います。乳がんは早期発見早期治療で治る可能性の高いがんと言われていますが、それでも検査に行かなかいことで発見が遅れてしまい、治るものも治りづらくなってしまうケースが多いようです。
アンジーは社会活動で知られている俳優ですが、彼女の知名度と行動力は本物だなと感じさせてくれる出来事です。美しいだけでなく、強く知的な人なんだなとほれぼれとする思いです。彼女が身を挺して行った行動によって、多くの女性がしっかりと彼女の「がんには色々な治療方法がある」というメッセージを受け取ったことと思います。
アンジェーリーナ・ジョリー、すごい女性ですね。
