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上原ひろみコンサート

12月16日(火) 、川口リリアホールに「上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト」のコンサートに行きました。このコンサートはピアノがあの上原ひろみ、ギターにアンソニー・ジャクソン、ドラムにサイモン・フィリップスの3人でのコンサートで、どうもワールド・ツアーの一環で日本各地でも公演があるようです。

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19:00開演でしたが、約10分遅れてスタート。途中15分の休憩と最後にアンコールがあり、終了したのが約21:50。約2時間30分くらいのコンサート、大熱演でした。
 
曲目は以下の通り。
 
    Warrior
    Player
    Dreamer
    Seeker
    Flashback
    Move
    Wanderer
    Margarita !
    Firefly
    Alive
        Spirit
 
10曲 + アンコール1曲の11曲の演奏でした。
 
もう、のっけからグゥオッーと心を鷲掴みです。すごい、本当にすごい演奏なのです。
 
このコンサートに行こうと思ったのは、リリアの前を通った時にポスターが貼ってあったから。「ああ、上原博美のコンサートがあるんだ・・・」と思いまして、すぐにチケットを購入しました。上原ひろみさんについては、何度もテレビで見て、その存在は知っていました。そして、演奏も見て知っていて、これはすごいと思っていました。なんというか、演奏している彼女には降りてきている感じとでもいいましょうか、話している時とは別人のようになっての演奏に、一度実際に見てみたいと思っていました。
 
そんな関心で突然見に行ってしまったので、彼女の曲なんて1曲だって知りません。でも、ジャズなんですから、どんな曲がきたって大丈夫のはず、という認識で行っています。
 
上原さんが「音楽の冒険」という言葉を使っていましたが、まさにそれは冒険の数々でした。3者がそれぞれお互いにお互いを信頼して、それと共に各々のベストを尽くして発する音が共鳴して作り上げられる即興の音楽。お互いを信頼していなければ、怖くて出来ません。ハーモニーを生み出すためにも、それぞれが自分自身の持てる力を発揮しなければ、ピタリとマッチした音は生まれません。本当に素晴らしく、毛穴が開くような感覚でした。
 
上原ひろみは天才かもしれません。多分、かなり小柄な女性だと思われるのですが、ピアノの前では、全身が音楽の神様の意思の元にピアノ・プレイング・マシーンと化していました。その身体を通じてつむがれる演奏の素晴らしさったらありません。そしてギターとドラムとものすごくマッチしていて、会場全てを包んで圧倒していきます。
 
かなりの人数の入るホールでしたが、そこに居た全ての人が共に幸福な音楽体験と時間を共有していたと思います。最後は、スタンディング・オベイションで、いつまでも拍手が鳴り止みませんでした。
 
私が居た席は私の左隣の30~40代らしき女性も、私の右隣の60代らしき女性も、その隣の60代らしき女性も、皆お一人様で来ていましたが、幸せそうな顔をしていました。終了した時、右隣のおばさまと思わず「楽しかったですね」と言い合っていました。本当にステキなコンサートでした。
 
次回、また行きたいと思います。たった一回で、私をとりこにしてしまった上原ひろみ、サイコーです。

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