ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

居ながらにして文学講座

何処からどうして行き着いたのか、文春オンラインの文学講座のページに行き着きました。この講座は、有名作家の方たちが講師として登場し、文学に関する講義を行った様子をネット配信しているものです。現在アップされているのは2名ですが、今後どんどん追加されるそうです。また、講座参加の一般募集もあるようです。

アップされていたのが、大好きな作家の小川洋子さんで、取り上げられていたのが、「ことり」と言う小説だったので、ついつい見始めまして、1時間30分も見てしまいました。

テーマは、小説を書く時にどのような状態でその1行が書けるのか、と言うものでした。

「ことり」はたまたま見たニュース映像で、野鳥の鳴き比べをさせる大会の様子や、「クローズアップ現代」で見た、アメリカで開催された戦時中に収容所で日本人があり合わせの材料で作った品々の展示というトピックスから着想が湧いたとの事。更に、動物の研究者の方との対談などから、鳥のさえずりに関しての考察などがあり、それらの偶然の出来事が一つになって跳躍した先に、やっと小説の1行目が書けると言うお話でした。

内容は面白く、最後に参加者との質疑応答もありました。

それにしても、何て便利な時代なんだろう、と思いました。こうして、関心のある講座を家にいながらにして見る事ができるのですから。

便利な時代はありがたいものの、だからこそ、実際に足を運ぶリアルな体験を意識的に取り入れていかないと、とも思います。

今日見た講座はとても良かった事は、確かです。

ダラダラTVをつけていても、時々「おっ!」と言う様な番組に偶然行き当たる事があり、問題は自分のアンテナの感度なんだろうと思います。

方法はどうあれ、自分のアンテナを高く掲げていきたいものです。

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