26日に国立西洋美術館に行きました。「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」に行ったのですが、常設展の「版画展示室」で素敵な展示会を開催していました。
「写本彩飾の精華 天に捧ぐ歌、神の理」と題された展示会で、10月18日までです。
以前見たものの続きのようです。
以前の展示会では聖書に施された手描きの絵画でしたが、今回は教会で奏でられる音楽の楽譜に描かれたものです。
とにかく凄い!可愛い!綺麗!
印刷技術が導入される以前のキリスト教世界で作られた使われていたものです。
「薔薇の名前」と言う傑作ミステリの中で、イタリアの修道院で図書館で写本をする係の修道士が描かれていましたが、昔はああやって一筆一筆丁寧に心を込めて描いていたんだなと思うとしみじみ。
企画展のチケットで常設展は見られますし、常設展500円のチケットでも見られるので、ぜひ見ていただきたいです。人間の物事を良くしようとするエネルギーの凄さを垣間見る事ができます。