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最近の時代劇

最近の時代劇は一体どうしたのか?

一応時代劇の括りにはなっているのです。ただ、話方や所作など、とても可笑しく、現代劇みたいです。

9日(日)は録画していたものやオンタイムで時代劇を色々見ました。

『必殺仕事人2022』。う〜ん、ご時世を反映させるのは以前から『必殺』ではよくある手法ながら、仕事をする相手がなんだか小者感が有りました。ジャニーズのタレントが出過ぎです。仕事人の東山、松岡はまあ良いですよ。お話に絡んでくる主要な役までジャニーズなのはやり過ぎです。物事にはバランスがありますからね。若いジャニーズのタレントさんたちも頑張っているのは分かるのですが、別の人だったらもっとこなれていたのではとも思うのです。

『必殺仕事人2022』放送に先立って、その前日に『必殺仕事人2020』を放送したのでそちらも見ましたが、これは猛烈にダメでした。途中、殺されてしまうシングルマザーの酌婦が流行りのタレントさんなのでしょうが、もう、やめてほしいというレベルで下手。衣装も崩し過ぎだし、どうしてこの人を使ったのかと製作陣のセンスを疑います。

毎日、テレビ埼玉で『必殺シリーズ』を見ているマニアとしては、悲しくなります。今の時代、時代劇を見たことも無いような人がシナリオを書いているのでしょうか?製作陣も時代劇を知らない人たちなのか?せっかく作るのだから、きちんとした物を作って欲しいです。

NHKで始まった江戸時代の通訳が活躍する『わげもん』もしかり。時代劇で通訳が主役という目の付け所はいいのに、どうしたのかと言うほどつまらないのです。脚本が悪いのかな。

同じNHKの『小吉の女房2』は安心して見られる時代劇。主人公は勝海舟の母で、小吉は父。のんびりのほほんとした空気感ながら時代劇として押さえているところはきちんと押さえているので楽しめます。勝海舟の父親がとんでもなく破天荒な存在で、周りがハラハラ。それをピシッと手綱を握っている母親という構図です。

昨今、時代劇は絶滅危惧種並み。若者を新規ファンに引き入れようという試みも分かるのですが、やはり時代劇は時代劇で、一つのお芝居のジャンルなので、その辺りきちんと理解して制作して頂きたいです。

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