昨日グダグダ言っていましたが、本日、東京都美術館で開催中の『スコットランド国立美術館 美の巨人たち』展に行きました。
スコットランド国立美術館から名品をあれもこれも持って来ました的な展覧会です。
構成は以下の通り。
プロローグ スコットランド国立美術館
1 ルネサンス
2 バロック
3 グランド・ツアーの時代
4 19世紀の開拓者たち
エピローグ
今回、一番豪華だなと感じたのは「バロック」のコーナーでベラスケス、ヴァン・ダイク、ルーベンス、レンブラントが並んでいる辺りです。やっぱりいい。力がある画家の作品たち。グッときます。ベラスケスの「卵を料理する老婆」はベラスケスが18歳だか19歳の頃の作品だそうで、完成度の高さに驚かされます。ベラスケスと言うと王室の肖像画が有名ですが、それ以外の作品というと思いつかないくらい王室の画家のイメージです。他の作品も良いのだろうな。こういうのを見てしまうと、もっと色々と見てみたいと思うのです。
「グランド・ツアー」のコーナーは当時のグランド・ツアーの中心地がイギリスだったという事でゲインズバラやレノルズなどのイギリスの画家の作品が目白押し。さらにロココと言えばこの人でしょうのブーシェの大きな作品が並びます。
「19世紀の開拓者たち」のコーナーでは印象派、後期印象派など色々紹介。ゴーガンの「三人のタヒチ人」は印象的な一枚です。ゴーガンのこれは確かに良い。
1枚、大きな作品なのですが、何が描かれているのかわからない作品がありました。エドウィン・ランドシーアの「荒野の地代集金人」という絵は不思議な絵です。
色々と93店の展示で約1時間で見て回れます。
当初考えていたのよりずっと気楽に見られる展示会でした。
スコットランドに行く事があったら寄りたい美術館だなと思います。もっと色々持っていそうです。
📷 上、レノルズ「ウォルドグレイヴ家の貴婦人たち」、中、ベラスケス「卵を料理する老婆」、下、フレデリック・エドウィン・チャーチ「アメリカ側から見たナイアガラの滝」。