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久しぶりに若冲を注入に『江戸絵画の華』展

今日は出光美術館で開催中の『江戸絵画の華』展、第1部『若冲と江戸絵画』に行きました。

出光美術館は完全予約制。コロナ禍ではかなり長い間閉まっていますので、物凄く久々に行きました。なんだか、おかえりなさいって感じです。

さて、今回の展示会のお目当は伊藤若冲の『 鳥獣花木図屏風 』です。同じ作品がもう一つあるのですが、今回はアメリカ人コレクターのジョー・プライスさんのコレクションの方です。以前、何度か見ていて、こちらも気持ち的にはお帰りなさいの感じです。

タイルで描いた様な升目に描かれていて、こんな事を思いついてやったのは若冲だけなのでは。こんな自由な発想は、当時の日本、いや世界でもないでしょうし、現代でも無いのでは。どうして升目に描いてみようと思ったのか、不思議ですが、描かれているのは動物の楽園の様な絵です。ポップで可愛いのがまた凄い。右隻は白い像を中心に、左隻は鳳凰でしょうか、大きな鳥を中心に、動物・鳥が大集合。一体何の動物なのかよく分からない奴もいて、でもとても楽しく心を鷲掴みしてきます。お部屋に置く屏風なら、このくらい明るい方が生活も楽しくなりそうです。

それ以外の若冲の作品コーナーでは墨絵作品を紹介。若冲は総天然色の艶やかな作品も良いのですが、墨絵もまた良い。この人の絵は見飽きる事がありません。

今回の展示会は2部構成で第1部が『若冲と江戸絵画』( 1月7日〜2月12日) 、第2部が『京都画壇と江戸琳派』(2月21日〜3月25日) と、会期が違います。第1部の構成は以下の通り。

1. 生きものの楽園  ようこそ、プライス・コレクションの世界へ

2. 若冲の墨戯   絵筆による冒険

3.  浮世と物語   躍動をかたちに

 

以上43点の展示です。

久々に屏風をたくさん見て、なんだか心のタガが緩んだ気がします。会場は結構混んでいました。規模が小さいので、ゆっくり見ても90分もあればお土産も買えちゃいます。久しぶりに若冲を注入するのもよいかも。

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