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甘い生活を目指しています。

朝ドラ「おひさま」に思う女の子の育て方

現在放送中のNHK朝ドラ「おひさま」を毎日楽しみに見ています。
 
女学校を卒業して、いよいよ「白紙同盟」の3人組みもそれぞれの人生に乗り出していこうとしています。今後どうなっていくのやら。
 
このドラマの1週目を見て感じたのは、映画「フライド・グリーン・トマト」みたい、という事。現状に満足していない中年主婦が、魅力的な老婦人と知り合い、彼女の人生の話を聞いていくうちに、自分自身も変化していくというストーリィーです。
 
で、中身を見てみると、学生時代のストーリィーは、「赤毛のアン」を彷彿とさせると思うのは私だけでしょうか。すごく、いい。昔の女学生の生活って、ちょっと素敵です。まったく境遇も容姿も性格も違う3人の少女が親友になっていく姿が素敵です。そして、物語の随所に当時しいたげられていた女性へのエールが見られます。このドラマは女性の自立と友情物語となっています。今のところ。今後、どう展開していくか楽しみです。
 
そして、このドラマで一番驚かされたのは、ヒロインの陽子を育てるのに、母親が「あなたは太陽の陽子なのよ。皆を温かく照らす太陽なのよ」と言って育てること。陽子は「太陽の陽子ですから」と自ら言いながら、いつもにこにこと自分のことと同じように家族や友人や隣人を思いやれる素敵な少女に育っていきます。
 
戦前の時代で、女性蔑視の中でも、愛する娘を「太陽の陽子」と呼んで育てる母親の存在。実際、いつもそう言われていると人間って言われている通りになっていくんですよね。だから子供を褒めて育てるのは大切です。それは大人だって同じです。
 
私が小学生の時、母が言いました。「結婚しても亭主の分は稼がなくてもいいから、どんな仕事についたにしろ自分がきちんと食べていけるようになりなさい」。そして、確かに私は自分ひとりを養っていくには不自由しない大人になりました。でも、ふと思うのですよ。例えば、あの時母が「女として生まれたからには、男の2人や3人くらい養って、家の一軒や二軒くらい建てられる女にならないといけないよ」とか言っていたら、そんな烈女に成っていたのでしょうか。う~ん、おかあさん、そのくらい豪儀なことを言ってくれればよかったのに。
 
それにしても、「おひさま」は今の私の毎朝のお楽しみです。今後の展開に期待しています。