ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

本庄祭り 2012

昨日、本日と私の故郷ではお祭りでした。本庄祭りといいます。
 
 
11月3日は文化の日なので、日本全国津々浦々、お祭り三昧だとは思うのです。今回3日が土曜日なので、てっきり3・4日と土日で行うのかと思っていたのですが、2・3日の金土での実施でした。

父の面会に行った後、妹に連絡を取って出かけました。先に腹ごしらえをしようとお蕎麦屋さんに寄ったので、山車が出揃う場所にたどり着いたのは18:30頃でしょうか。
 
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本庄祭りは山車が街中を練り歩く曳山祭りです。埼玉県内では秩父に次いで古くから歴史があるらしいのです。山車は各町内が所有しており、山車の天辺にはそれぞれの物語の勇壮な人形が飾られています。虎退治で有名な加藤清正とか桃太郎とか、色々です。各町内、お揃いの着物を着て、山車に乗って太鼓を叩きます。お囃子は各町内で違います。町内の多くの人が山車を曳く太い綱に並んで山車を引き回して歩きます。3日の午前中は各山車は市内にある金鑽(かなさな)神社を目指します。お昼休憩があり、そこで各山車ごとにお弁当が配られます。午後は神社から市街地に向けて戻ってきます。
 
今回私たちは山車が集結している市役所跡地に行きました。11台の山車が出揃っていて、お囃子合戦になっていました。太鼓を叩くのは3名一組でそれに大太鼓、金、笛の担当者がつきます。私が子供の頃は子供の人数が多かったので、同い年の子供が1チームになっていたのですが、現在は子供の人数が少なく、3人の年齢はまちまちのチームもあります。先日、妹は支会の方に「お話があります」と言われ、「そろそろ支会長をやらないか」と言われるのかとドキドキしていたら「お祭りで太鼓を叩きませんか」と言われたとのこと。妹曰く、必要なら叩きに行くし、着物の着付けもしていたので着物も着られるので参加することは可能、とのこと。
 
太鼓を叩く人の衣装も、今は現代風になったというか、正統派はめったにいませんでした。正統派は女子はかなり派手でおしゃれな衣装です。上半身は振袖の上に町内のそろいの着物を着て方肌脱ぎで下の振袖の着物を見せます。もちろんたすきがけも忘れずに。下半身はたっつけと呼ばれるハーレム・パンツのようなはかまです。宮本武蔵とかはいていたやつをイメージしてもらうとわかりやすいです。ひざ下はぴったりしていて足元し白いたびにぞうり。首から上は髪を結い上げて簪を差し、化粧もします。男子はそろいの着物を尻はしょりして足は紺や黒のパッチ。足元はたびにせった。頭に着物とそろいの四角い帽子をかぶります。この帽子の四隅に鈴がついています。そして男女とも太鼓を叩くばちを入れる袋を斜めに下げています。さらにおじさんたちはひょっとこ囃子の為のお面を付けている人もいます。基本は、子供による屋台囃子と大太鼓・金・笛の演奏なのですが、時におじさんたちによるひょっとこ囃子で、踊り付きで観客を沸かせることもあります。
 
現代のお衣装は女子も男子と同じような格好の人が大半で、太鼓を叩かない人の場合、ハロウィンなのでは、という格好の学生さんもいました。時代劇の岡っ引か、というような女子も。お祭りも年々地味になっていくようです。
 
でも、自分の町内のお囃子を聞くと血が騒ぎます。身体で覚えたことは忘れないもので、今、叩いてみろと言われたらいくらでも屋台囃子は叩けます。あ~、逆にやらせて !
 
あまり長い間見ていたわけではないのですが、お祭り気分は満喫できました。