ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

金子由紀子 著 「買わない習慣」に共感を覚える

昨日、図書館で金子由紀子さんの「買わない習慣」という本を借りてきたので、今日一日読んでいました。
 
節約をちまちましているとストレスが溜まるので、いっそのこと買わなければよい、という本です。平たく言うと、どうでもいいようなつまらないものを買うのではなく、本当に欲しいものを買う、無い場合は作るなどして、お金に振り回されずに賢く生活していこう、という本です。
 
正直言ってあまり目新しい事は書かれていないのですが、おっしゃる通りと共感を感じる方向の本でした。忙しい、が原因でお金を使っていたりという分析も納得です。現代の生活は昔に比べて忙しすぎるのですよ、結局のところ。生活を大切にしようと思ったら、どうしても手間隙かける事が出てくるわけで、忙しいとそれが出来ないのです。でも、本当にそんなに皆忙しいのかな、と思います。忙しがっているだけなのでは ? 本当に必要な事以外に、無駄に忙しくなっているとしたら問題です。
 
この本でもお弁当を作ろうという提案がなされているのですが、私自身、お弁当を作って持参するようになったのは、勤めていた会社が倒産して、腰痛もひどくて、満足に歩けないくらいのダメージ。その時、自分があまり好きではなかったもののその会社や仕事に、自分が認識していた以上に依存していた事を思い知らされました。半年くらい動けなくて、その後社会復帰する為にアルバイトに行くようになって、お弁当を作るようになりました。最初は、アルバイトでは当たり前ですが賃金がぐっと低く、生活のダウンサイジングを図るために、お弁当を作る事で食費を引き締めようとしたのです。ところが一時期はお弁当が作りたいが為にアルバイトに行っていました。そのくらいお弁当作りにのめりこんでいた事もあります。今では、普通にお弁当が作れます。一度お弁当を作るようになると、賃金が上がって、毎日ランチは外食する余裕が出来ても、お弁当を持参してしまいます。お弁当はそのくらい強力なアイテムです。正直言って、そろそろお弁当を作る生活に戻りたいです。
 
買わない生活というのは、結構実現できているかな、と思います。現在、無収入で貯金を切り崩して生活しているので、購入するのは食品とトイレットペーパーやシャンプーなどの日用品だけです。それ以外は美術展のチケットと時々行く映画の代金くらい。それと切花くらいです。あまり無駄はしていないと思います。こんな小さい生活でも、あまり不便は感じませんし、結構楽しく生きているので、お金というのはたんに沢山あればいいというものでもないのだなと感じます。もっとも、あったらあったで邪魔にはならないのですが。
 
「買わない習慣」というコンセプトは面白いなと思いました。私も、買わない習慣を身に付けて、無駄なものにお金をかけるのを極力控えようと思います。使うのはお金ではなく、知恵、といきたいものです。