ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

赤城クローネンベルクの休日

今日は5年くらい、何度も話題に上がりながら、なかなか行けなかった所へ、妹とやっと行ってきました。それは赤城クローネンベルクというドイツ村です。ドイツの農村をイメージしているそうです。

私たちは電車で行ったので、JR高崎線の高崎で両毛線に乗り換えて前橋まで行き、前橋から上毛電鉄に乗って大胡駅で下車。デマンドバスに乗って、やっと到着。埼玉県県北の家を出てから約2時間かかりました。上毛電鉄は3両編成の電車で、なんと内部は「動く水族館」ということで、天井も窓も所狭しと海の生き物の絵が描かれていて、楽しい雰囲気でした。デマンドバスというのも初めての経験でしたが、電話で予約をするとワゴン車が着てくれます。タクシーのように、行きたい所に連れて行ってくれます。駅から約10~15分くらい走りまして、途中、山の中という雰囲気になってきます。料金はどこへ行っても一律一人\200でした。ドライバーさんも親切で、感じの方でした。
 
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さて、いよいよ赤城クローネンベルクに上陸です。エントランスを入ると、両側に庭園が広がっていて、道なりに歩いていくと、つたのからまった棟をくぐります。その棟は左右の棟がおみやげ物屋さんになっています。棟をくぐると石畳の広場になっていて、右側はソーセージ屋さんやソーセージの製作所、バウムクーヘンの製作所などが並んでいます。左側は色々な製作体験が出来る教室になっています。体験も色々で、バター作りやアイスクリーム作り、ソーセージ作り、キャンドル作りなどがあるようです。それとホットドッグなどの軽食を扱うスタンドが出ています。
 
正面の階段を上がると、道なりに右側は全て飲食店で、左側にケーイメージ 2
キや農作物を扱うお店があります。その左側に広がる広大な牧草地では羊が草を食んでいます。牧草地に近寄ると、各羊に名前がつけられているようで、羊の写真と名前のボードがあり、ここで11:30と13:30から牧羊犬による羊の追い込みのショーがあります。
 
このショーはとても楽しみにしていまして、しっかりと拝見しました。のんびりと草を食んでいる羊を追い込むのは、ショーティ君という黒い犬で、説明によると現在4歳。人間にしたら29歳の働き盛り。ニュージーランド生まれ、ニュージーランド育ちだそうで、犬種は牧羊犬として最適なように開発された犬だそうで3種類の犬種を掛け合わせているそうです。このショーティー君、ご主人の犬笛で、タッタッタッーイメージ 7
と登場。笛の音と言葉での指示に従って、どんどん羊を動かしていきます。ときどき、了解しましたとばかりにご主人の方を振り返るのが可愛い。まず、15~16頭くらいの数の羊を羊舎近くの柵に追い込みます。次に牧草地の真ん中に立っている1本の木の周りに羊を移動させます。そして、羊の毛を刈る高い場所がある柵へ羊を移動させ、羊の種類によって、一つの種類を残して、それ以外を柵から出します。そして、驚いたことに、ご主人が羊を1頭連れて来いという指示を出すと、1頭だけ連れて戻ってきます。毛を刈っている最中は、人間は両手がふさがっている為、牧羊犬に「1頭連れてきて」と指示することで、とても便利に効率よく作業が出来るのだそうです。イメージ 8
 
今の時期は毛を刈る時期ではないのですが、羊の毛刈りの際の扱いについても、説明がありました。羊は首を押さえられると脱力してしまうそうで、なんとお座り状態で「私はいったい何をされているの ? 」という表情のまま、なされるままになっていました。
 
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ショーの後のショーティ君の水の飲みっぷりは見事で、水道の下でガブガブ飲んだだけでなく、ついに身体にも水浴び。職員の方に「飲みすぎるとお腹壊しちゃうからね」と水道栓を閉められてました。お疲れ様でした。本当によくしつけられていて、働く犬のりりしさと迫力で、可愛いが仕事の来場していた犬たちとは一線を画しておりました。
 
 
イメージ 10さて、動物と触れ合えるというコーナーがあり、そこではえさやりも出来ます。山羊とウサギのえさやりを体験したのですが、とても楽しかったです。山羊は、人が柵に近寄ると、「あっ、えさ ??」というような表情で、どんどん人に近寄ってきます。柵に角がひっかからないように頭を横にして通して、頭を柵から突き出して、「ちょうだいちょうだい」の大催促。舌をペロペイメージ 11ロペロペロして催促です。えさは販売機で¥100で買えるのですが、モナカアイスのような形で、もなかをパカッと二つに折ると中にコロコロしたえさが入っています。それを掌に乗せてヤギの口元へ。あっという間にペロペロと食べてしまい、「もっともっと」と催促。終わってしまったので、もなかも与えたところ、パコッとあっという間に食べてしまいました。山羊に舐められて掌がベロベロですが、山羊は上手に舌で掬い取って食べるので、噛まれると言うことはありませんでした。こんなに喜んでもらえるとあげがいがあろうってものです。
 
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ウサギは囲いの中に入って触れ合えます。でも、すばしこくてとてもじゃありませんが、触らせてももらえません。いささかワイルドだとのことで、鍋つかみのようなミトンをはめて触ります。ここでもえさやりができますが、お皿に入れられた藁のようなものとコロコロしたえさを¥200で買って、ミトンをはめた掌に乗せて与えます。えさを掌に乗せた途端、すっかりウサギの人気者になってしまいます。あっちからもこっちからもウサギが寄ってきて、我先にとえさを食べ始めます。ほとんどのウサギはいい子にしていますが、時々、勢い余ってミトンをかじる奴がいます。口先でもぐもぐしているのみならず、前足を広げた掌にかけてくるのもいます。1羽は食べ終わった後、蹴飛ばして行きました。オイッ ! 色々な種類のウサギがいるらしく見た目も色々、サイズも色々、毛並みも色々で、見ていて飽きません。お食事中のところをちょっと撫でるのがせいぜいで、とにかく足が速く、とても捕まえられません。ペット・ショップにいるおとなしいうさぎと同じ生き物だとは思えないくらい、野性味のある生き物でした。
 
馬とポニーもいて、私たちは乗馬を試しました。乗馬といっても、馬を牽いてくれる人がいて、馬場を一周歩くだけなんです。あっという間に終わってしまうので、あまり乗った気がしません。本当に気分をイメージ 3味わうだけです。私たちが乗った馬は、人間にすると70台のおじいさんだそうですが、毛並みもつやつやと美しく、穏やかな人によく慣れた馬でした。子供はポニーに乗れます。
 
このエリアには、豚、羊、ジャージィー牛、家禽類、山羊、馬、ウサギがいて、平たく言うと家畜ですね、触れ合えます。あと、あれはラマだったのか、茶色いのが1頭ひっそりといました。ラマは白いのが、羊の追い込みショーをする近くに1頭いて、「あいつらまたやってるよ」と言うような顔でショーを眺めていました。
 
ボート遊びが出来る池の近くにアルパカがいるということで、アルパカ小屋を見に行きました。このアルパカ、いったいどうしたんだと言うくらい可愛いのです。座り込んでじっとしていましたが、つぶらな瞳といい、なにやらこの私設のアイドルのようで、お土産のぬいぐるみの一押しはアルパカのようでした。
 
 
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飲食が出来る施設が並んでいるので、その中のレストラン「クローネ」へ行きました。丁度お昼時だったので、食券を買うレジは長蛇の列、その後料理を受け取るカウンターも行列が出来ていて、食べ物にありつくまでにいささか時間がかかりました。私はビール・セットなるものを注文、ビール1杯とおつまみとしてソーセージ3本、生ハム1枚、ザワークラウト、ポテトサラダがのったプレイトで¥1000でした。¥200のプリンの食券を買っていて、受け取りに行った所、既になくなってしまったとのことで返金されました。後々、「プリン食べたかったね」と妹としつこく言い合ってしまいました。おつまみプレイトも4種類から選んだビールも美味しかったです。ビールは何種類もあって、何倍も飲んでいる人もいました。バーベキューの出来る施設も、パスタやピザのお店も、パンとビールのお店もあり、お好みと予算で選べます。
 
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ブルーベリー畑もあるのですが、シーズン・オフらしく、畑には入れませんでした。栗拾いが出来る場所もあるのですが、遠いので諦めました。ケーキや農作物を売っているお店で、ブルーベリーも栗も買えます。
 
犬も一緒に入場できるので、犬連れの人も多く、ドッグランも利用できます。子供づれ、犬づれと、ファミリー層で一日楽しく遊べる感じの施設でした。家族であまりお金をかけたくない場合は、お弁当を持参すれば、ピクニックに適した場所は沢山あります。春にはバラ園も素晴らしいと思います。今の時期は、お花はちよっと寂しいです。イメージ 6
 
手作り体験もあり、当初は、なにか参加するつもりだったのですが、うっかり予約を忘れて、他へ行って楽しんでいて、体験に参加しそびれてしまいましたが、何か一つでも参加していれば、もっと楽しめたと思います。
 
もっとドイツっぽい施設かと思っていましたが、ドイツ風というよりは、畜産関係の田舎を楽しもうというような施設です。ビールは美味しかったですね。ソーセージも。バウムクーヘンをお土産に買ったのですが、それも美味しかったです。
 
あまり過度な期待をしないで行けば、身近な動物とも触れ合えるし、一日のんびりと自然の中で過ごせて、なかなかいいと思います。もっとショーなどが充実すれば、更によいのになと思いました。