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「シャヴァンヌ展」で壁画を想像する

2月22日 (土) に、美術展を梯子して、現在、渋谷の文化村で開催中の「シャヴァンヌ展」に行って来ました。

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私、シャヴァンヌって今回初めて聞く名前です。19世紀フランスを代表する壁画画家だとか。なるほど、今迄、美術展で見たことが無いはずです。残念ながらフランスに行った事が無い為、彼の描いた壁画は見たことがありません。

シャヴァンヌは、壁画制作と並行して、壁画の縮小版も制作したそうで、今回、持ち運びが出来る縮小版を中心に構成した展示らしいです。

壁画が本職ですから、色もタッチも彼と同世代の画家に比べて、おとなしやかな印象です。抑えた色使いや、ルネサンスの前あたりの壁画の様なタッチで描かれる理想社会は、確かに壁画にもってこいです。あまり自己主張し過ぎている絵では、壁画では、落ち着かないですから。

画風は、なんとなくピエロ・デラ・フランチェスカと似ている様に感じました。

シャヴァンヌを紹介する映像は30分以上あり、生涯がよくわかります。

1枚見覚えがある作品があったのですが、昔、修学旅行で倉敷に行った際に、大原美術館で見たことがあり、思わぬ所で再会してしまいました。「幻想」という大きな作品で、ペガサスが描き込まれているので記憶に残っていました。

正直、全く期待せずに行ったのですが、想定よりずっと良かったです。いつかフランスへ旅行して、壁画の方を見てみたいです。