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甘い生活を目指しています。

ドラマ「天皇の料理番」最終回

ドラマ「天皇の料理番」が遂に最終回でした。

これで春ドラマはすべて終了でしょうか。既に夏ドラマが始まっています。

この春のドラマは充実していました。話題作も幾つもありました。

そんな中で、私の一番は「天皇の料理番」です。以前、一度ドラマ化されているらしいのですが、面白い物は何度でも面白いです。

若い頃は辛抱が足らないダメな奴だと周りから思われていた秋山篤蔵が、納品に行った先で偶然知った西洋料理に魅せられ、日本一の料理人を目指す話です。支援してくれる兄、悲しく別れた妻、料理人として道を示してくれる料理長など、パリ留学を経て、天皇の料理番としての活躍。

一つのドラマの中に、仕事、家族、夢の実現、友情、人の成長、そして美味しそうな料理とてんこ盛りです。

主演の佐藤健は、なかなか良くて、ただどうしても年を取ってくると線が細い。10代から30代位までは、はまり役です。妻役の黒木華は、素晴らしく、こういう明治以降昭和でも戦前の役をやると、はまり役です。俊子は最初はただの商家のお嬢さんで、ただ良き妻になりたいと、影からひっそり見守っているような女の子だったのですが、運命に翻弄されて、自力で生きてみようと上京し、助産師になって自活するよな逞しい女性に成長します。篤蔵の料理人として、人間としての成長物語と共に、俊子の成長物語も見所です。

夢の実現の為には支援してくれる人の存在は大切で、兄の存在は篤蔵の成功には欠かせません。彼だけはいつも篤蔵が何をしても許し、温かく見守っている存在でした。自分の余命がわずかと知ると、自分の取り分の土地を売って篤蔵な留学資金を出してくれる位、篤蔵を信じ、支援してくれるのでした。

毎回楽しく、展開も早く、天皇の料理番となった篤蔵の幸せな料理人人生の物語を堪能致しました。

こういうドラマは、生きる活力をくれます。本当に楽しいドラマでした。