このところ数回の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は目が離せません。遂に本日は北条時政、義時親子の対決でした。
北条パパはどうなってしまうのだろう、鎌倉追放という史実を知っていても、抜き差しならぬ事態にドキドキが止まりません。
時政は片や自分の家族、子供達を深く愛する父親であり、その片方で後妻に迎えたりくのことも深く愛していて、この騒動はその愛情の天秤がどちらに触れるかを試される様な出来事です。前回の子供達と集まった最後の晩餐的な宴会のシーンは、ほのぼのとして、その後に起こる事件をより際立たせました。
思えば北条家は地方の小さな豪族に過ぎなかった。その頃は家族皆で和気藹々と過ごしていて、戦いに家人が総出でも60人位の軍勢だったのに、源頼朝との出会いがこの家族の運命を大きく変えてしまったのでした。
父を超えてより大きくなろうとする義時、頼朝亡き後、悪事にすっかり馴染んでしまった小四郎の顔がどんどん変わっていく様の迫力。立場は人を変える様を見る様です。
この家族の物語も佳境。今後はどうなっていくのか、当分目が離せません。