原作を読んでいたものの、『雪国』ってこういう話だっけ?と思いながら見ました。
テレビドラマと言うより映画を見たような感触です。主演は高橋一生さんで、毎回NHKの文化庁芸術なんとか作品で主演している気がします。NHKに愛されている俳優さんなんだなと思います。田舎の芸者、駒子役は奈緒さん。昨年見た『スパイの妻』の蒼井優さんと似た感じの女優さん。でも、私がキャスティングするなら黒木華さんを持ってくるな。演技も黒木華さんの方が上手だし、田舎芸者役も似合うと思います。奈緒さんの駒子は、なんだかイメージが違うのです。
『雪国』って、雪に閉ざされた地域の話だからか、登場人物の閉塞感が凄くて息が詰まりそう。世間の狭さの様なものをこれでもか、これでもかと迫られている様な話です。
以前、小説を読んだ時は、なんだかよく分からないまま読了してしまったけれど、こうやって映像化されるとお話が整理されて分かりやすい。再読してみようかなと思いました。
ドラマの出来は素晴らしいものでした。