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牧野富太郎博士の植物画や標本も展示、「植物と歩く」展で植物に触れる

今日は当初は37℃になる予定で、外出を考えてしまう暑さでしたが、午前中ならいいかも、と出かけました。

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現在、東京都練馬区練馬区立美術館で開催されている「植物と歩く」展に行きました。練馬区大泉学園牧野富太郎博士がお住まいになっていた場所があり、そこが植物園になっています。朝ドラ『らんまん』を受けたの展示会らしいです。

 

学術的な植物画、標本から植物をテーマにした絵画、立体作品まで、色々と展示されていました。

今回の目玉は何と言っても牧野富太郎博士の植物画と最終標本、発行していた「大日本植物誌」が展示される事です。ドラマでもつどつど出てくる「大日本植物誌」の実物は、思っていたよりも大きな雑誌でした。B4が2枚分くらいの大きさです。牧野富太郎博士の植物画は緻密で美しく、学術的に価値あるものは美しさも備えているのだと感じました。単色刷りが基本のようですが、花の表面の様子、茎や葉の毛羽立った様子、花粉のポワポワした感じなど、線描で描いているのに植物の息吹が伝わってくるようです。彩色したものが1枚ありましたが、ポストカードで欲しい!と思うほど素敵なんです。

牧野富太郎博士の作、東京大学の植物学教室の作など標本が見られますが、変な言い方ですがプロによる植物標本を見る機会が無いので興味深い。物によっては花の色が褪せずに残っているものもあります。子供の頃にやった事がある押花のプロバージョンと言いますか、こう言った地道な作業を重ねた事が現在の日本の植物学に繋がっていると思うと溜息が出ると共に感無量です。

学術的なコーナー以外は絵画によるそれぞれの植物へのアプローチが見られます。倉科光子さんの福島の震災後に芽吹いた植物を描いたシリーズが面白い。何もない所にもいつの間にか植物はやって来て、それぞれの根を張っている逞しさ。人間も真似したいものです。

構成は以下の通り。

プロローグ  植物の観察

第1章  花のうつろい

第2章  雑草の夜

第3章  木と人をめぐる物語

エピローグ  まだ見ぬ植物

 

小さな美術館ですが、そこそこ来場者がいました。こちらの美術館では75歳以上は入場料が無料、65〜74歳は500円の入場料が300円になるせいか、高齢女性が結構来ていました。私も75歳になったら展示替えごとに行こう。美術館手前にある公園には可愛い動物のオブジェ(?) が沢山あり、皆さんを迎えてくれます。気持ちが明るくなって良いです。「植物と歩く」展は8月25日まで開催中。


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せっかく西武池袋線の中村橋まで行ったので、本当は大泉学園の「牧野記念庭園」に行くか、一つ手前の石神井公園で降りて石神井公園を散策したいところですが、暑くて死にそうなので帰ってきました。もっと涼しくなったら訪れたいと思います。

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