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甘い生活を目指しています。

第2回金沢旅行 3日目 温泉三昧で身体が溶けそう

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3日目は金沢市内からちょっとお出かけして、温泉巡りです。金沢周辺には4つの温泉があるそうで、今回は加賀温泉駅からバス1本で行ける山代温泉山中温泉をはしごします。

駅からバスで行くと手前にある山代温泉で下車。まず、ランドマーク的な古総湯へ行きました。入り口の券売機で券を買うのですが、すぐ向かいにある総湯との共通券だと900円です。早速、靴箱に靴を入れ、貴重品ロッカーにお財布を入れ、脱衣所は湯船がある浴室内でした。10:00になってすぐだったので、お客さんは私たちだけで、貴重品ロッカーを使わなくても良かった。JRの北陸新幹線のポスターで見かける写真の通り、ステンドグラスを通して光が入る明るい浴室です。浴室の壁の下の方は柄タイルで総体的にモダンな作りです。洗い場がなく、湯浴みをするスタイル。山代温泉のお湯は無色透明で匂いもあまり無く誰でも入りやすい泉質だと思います。温度は熱目で、熱い時は板で湯もみをする様にと板がありました。私は結構すぐにお湯に慣れたのですが、妹は「熱い、熱い」となかなか入れずにウロウロしていました。出た後のポカポカ感が長く続くのか、後からダラダラ汗が出て来ました。2階はくつろげるお部屋になっていて、新しい木の匂いがします。お水が自由に飲めます。窓にステンドグラスが使われていて、こちらも可愛い。私たちしかいなかったので、ゴロンと横になったらとても気持ちが良く、うっかりすると丸一日ここで寝ていまいそう。


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向かいの総湯は規模が古総湯より大きく、来ていた人も多かったです。こちらは洗い場もあり、シャンプーや石鹸は持参します。売店で買える様です。私たちはこちらも湯浴みスタイルで、お湯に浸って楽しみました。こちらでは売店で名物の温泉卵ソフトクリーム(400円)が頂けます。ソフトクリームに温泉卵を落としたもので、よく混ぜて食べてくださいというものですが、ちょっと温泉卵に火入りすぎていてうまく混ざりませんでした。ソフトクリーム自体、割としっかり目で、醤油らしきソースがかけられています。半熟卵ですら苦手な私としては良かったのですが、温泉卵が好きな人は、納得がいかない食べ物かもしれません。たまたま今日の温泉卵が硬めだったのかもしれないです。


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ランチは手打ち蕎麦屋 上杉へ。早い時間に行ったので、待たずに入れました。お庭を臨む特等席は多分1番に行くと座れます。残念ながらそこには座れなかったので、お座敷で。私はふたみそば、妹は海老天ぷら付き蕎麦の黒いやつを注文。ふたみ蕎麦は女性に人気だそうで、白い蕎麦を使ったとろろ蕎麦と黒い蕎麦を使ったおろし蕎麦の両方が味わえます。天ぷらは海老、茄子、南瓜、さつまいも、雪の下、蓮根など8種類を抹茶塩で頂きます。お蕎麦も美味しかったのですが天ぷらも美味しくて、しかも思いの外数が多く、満腹です。お蕎麦を手繰っていると後から蕎麦湯と蕎麦粥のサービスがありました。満腹満足で店を後にして、魯山人寓居跡いろは草案へ。


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北大路魯山人山代温泉の宿の旦那衆と知り合ったことから看板を木彫する為に半年間滞在していた山荘。元々は山代温泉の大旅館の主人の別荘で、仲良しの魯山人が来た際に提供していたのだとか。台所とお風呂がないのはお料理は旅館から運ばせ、お風呂は旅館へ行くからだそうで、その代わり茶室がありました。蔵が展示室になっています。あとはお部屋を拝見。こんな時代に電話機までついていると驚いた囲炉裏のある部屋、現在は板敷になっているお部屋からはお庭が眺められ、ここは本当に眺めます。ここでお茶とお菓子のサービスが受けられます。出されたお菓子「地の香」が美味しかったので購入しました。

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魯山人寓居跡で和んだ後は、総湯近くにある足湯で和みました。なんだか和んでばかり。山代温泉は「あいうえお五十音」の創始者のお寺があるそうです。今回は寄りませんでしたが、割と田舎の山代温泉にそんな歴史があろうとは、ちょっと意外です。金沢市内はこれでもかこれでもかと桜が満開でしたが、山代温泉ではもう散り際でした。魯山人寓居跡に行く通りに石燈籠が並んでいて、一つ一つ違った絵柄のタイルが入っていたのには、焼き物の産地なんだと思いました。


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今度はバスで山中温泉を目指しました。山代温泉は割とのっぺりした温泉地だったのですが、山中温泉は渓谷美が楽しめます。まず向かったのがあやとりはしで、鶴仙渓にかかる赤紫色の鉄製の橋です。花道家勅使河原宏 氏がデザインしたそうで、斬新な形をしています。この橋を渡って川に沿った所に鶴仙渓・川床というカフェがあり、そこがお目当てです。橋の上から赤いパラソルが見えるのですが、現地になかなかつけません。現地では、まず注文して支払い、川床のお席で待っていると注文品がやって来ます。川床のお席だけは300円、棒茶と川床ロール、あるいは冷製抹茶しるこのいずれかで600円と、とてもお手頃です。川床ロールは「和の鉄人」道場六三郎さん監修だそうです。道場さんはこの地の出身なのだとか。迷わず川床ロールを頂きました。クリームに棒茶が混ざられているのか、淡い茶色のクリームで、口当たりが滑らか。甘さは控えめでスポンジも軽やかなので、1切れなんてペロッと行けちゃいます。大人のおやつと言ったところでしょうか。山中温泉まで行ったら、絶対に食べてほしい。川床は側を川が流れ、風光明媚な中でくつろげて、ロケーション的にもお勧めです。


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川床の後は川沿いにある遊歩道を歩いてこおろぎ橋へ向かいました。この散策路が凄く良くて、山の中に来ているのを感じます。空気が綺麗で、苔むした路を行くのも楽しい。ここでも桜と言うよりは緑の中を歩く感じで、苔を堪能できます。いい加減歩いた所で上に上がる階段が出て来て、上がるとこおろぎ橋です。こちらは特徴がない木造の橋でした。反対側に渡り、ゆげ街道を戻ります。お店が並んでいるので、所々覗いたりが楽しい。何の気なしに入った漆器店で山中塗のお椀を1つ購入しました。山中温泉は石川県の漆器の3大生産地の一つで、「塗りの輪島、蒔絵の金沢、木地の山中」と言われるのだとか。手頃なお値段で購入できてよかったです。お味噌汁を食べるのが楽しくなりそう。

最後に山中温泉総湯 菊の湯へ行きました。ここは男女で建物が別です。女性用建物の手前に足湯があり、混み合っていました。山代温泉温泉に先に入っていたので同じ様な感じかと思っていたら、こちらは大浴場で脱衣所も広く物凄く混んでいました。子供連れも多く、ご近所の方が毎日通っているらしく、お知り合いを見つけて話が弾んでいるグループがいくつも見られました。大浴場は身体を洗う場所が多く、浴槽は大きく、しかも深い所があります。山代温泉の方が熱かったかもしれません。無色透明、無臭です。せっかく入ったのにそんなに長く使っていられず、烏の行水でどんどん出てしまいました。賑やかなので落ち着かないというのもあります。

あとは同じ建物でお土産としておかずで食べる手作り味噌(100g入り)を2種類購入。川床ロールがあったのですが、1本6切れ、私一人で6切れは多いので、買いたかったけれど今回は見送り。3切れなら絶対に買います。今の時代、家族の人数が少ないお宅も多いので、少量パックも検討して頂きたいです。

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お土産も購入して、バスで加賀温泉駅IRいしかわ鉄道で金沢へ戻りました。ホテルで預かってもらっていた荷物をピックアップして、金沢駅隣接のビルに入っている「味噌汁食堂 そらみそ」でめった汁と言う地元の味噌汁を頂きました。妹はおむすび2個と小鉢、めった汁のセットで夕食。めった汁はけんちん汁みたいなお味噌汁で、豚肉、こんにゃく、根菜各種、海藻(?)が入っていました。こんにゃくを買いに行けばいいだけで、あとは我が家の冷蔵庫に全部ある材料ばかり。我が家にはワカメと昆布ならあるけど、ここで入っているのは持っていないなぁ、などと考えながら頂きました。家に帰ったら私も似た様な味噌汁を作ってみようと思いました。汁椀も買ったことだし。

長い1日は高速バスに乗って終わります。本当に楽しく充実した金沢旅行でした。

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