スイスの小都市ヴィンタートゥールは、資産家たちが数多くの美術作品を集めた優れた文化都市として知られます。なかでも街の中核施設ブィンタートゥール美術館は、ヨーロッパ近現代の美術を一望できる良質なコレクションを誇ります。 (チラシより抜粋)
ということで、90点すべて日本初出展だそうです。
うーん。あっと言う間に回りきってしまいました。なんと90点を一時間足らずで。
当初、1時間くらいかかるかな、と想定していたのですが。
軽く見られます。美術館はちょっと、と言う方でも大丈夫。軽いカフェ飯みたいな感じです。胃もたれしません。宗教画がないからかな。
ゴッホはまあ、相変わらずの画風で、ああゴッホね、という感じです。芸術村を作りたいと夢見たゴッホがアルルに移り住んでいた頃の作品だそうで、バックの黄色 ( というより黄色よりの黄緑 ) と郵便配達夫の制服の紺色が鮮やか。表情は朴訥として、誠実そうな感じの郵便配達夫の肖像です。ちなみに、アルルでゴッホと共同生活するまえのゴーギャンの作品もありました。
パウル・クレーの「水脈占い師のいる風景」は、宇宙人???がいるような絵で、お土産にこの絵のクリアホルダーがあったらな、A3サイズくらいの複製があったらな、と思わせてくれる作品でした。なんだか判らないけれど、おしゃれな感じ。(あっ、私的に、です。)
1点は「赤ん坊のお祝い ! 」という絵で、中央にドンと迫力のある子供が描かれていて、可愛いというより怖いのです。夢に見そうで怖い。でも、バックの木とか、足元の花とかは優しげで和みます。
それに、砧公園の中ということもあり、お弁当でも持って行けば、ピクニックも楽しめます。今回、私は行く途中のスーパーで食品を購入して、ちょこっとピクニックをしてみました。このシーズン、気候もよいし、外ご飯は格別ですよ。
ピクニックの途中に美術館に立ち寄るのもお勧めです。