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甘い生活を目指しています。

城山稲荷神社の桜祭り

今週末は田舎に帰りました。本日は、あちこちで桜祭りがあるとかで、イメージ 1
家から近い稲荷神社の桜祭りに行きました。
 
妹が言うには「餅まきがあるはず」とのことで、二人して張り切って11時には家を出て、徒歩5分で到着。子どもの頃はこの城山稲荷の春のお祭りは4月10日だったはずなのですが、時代の波で日曜に変更されたようです。確かに妹が言うように、かつても餅まきがありました。お神楽があって、その最後のほうで狐が餅をまいたように記憶しています。
 
さて、到着。昔は神社の参道から垂直に交わっている道の両側に縁日が立ち、大通りに交わるところまでずっと縁日でにぎわっていたものです。せめて参道辺りには縁日でも立っているのかと思っていたのですイメージ 2
が、一つもなく、なんだかごじんまりとしたお祭りです。
 
私たちはかなり早く行ってしまったようで、まだ準備中でした。それでもやはり、私たちと同じように張り切って来てしまった老夫婦数組と共に、すでにスタンバイされた無料サービスのポップコーンをご馳走になりながら、隣接する公園で桜の花見をして過ごしました。今年は寒かったせいか、まだ満開ではなく七分咲きと言ったところでしょうか。次の土日あたりが満開でしょうか。川を挟んだ両側にずらっと桜が並んでいるので、満開ならさぞかし綺麗だったことでしょう。この桜並木が川に沿って別の公園まで続いていて、昨日はそちらの桜祭りだったようです。
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さて、ポップコーンも食べちゃったし、お参りもしたし、御神木の周りもうろうろ。でもまだ始まりそうもありません。無料サービスの金魚すくいが盛り上がっていました。当初、金魚をすくってしまうと、餅が拾えないから見ているだけにしていたのですが、持ち帰らない場合は放してもよいとのことで、やってみました。3尾すくえたのが嬉しかったものの、お返ししました。だって、金魚をもって電車に乗るのも大変だし。妹も持って帰っても入れ物がないから、と返していました。
 
結局、お神楽が始まるのを待っていられず帰ってきてしまいました。父のホームに面会に行く予定があったので。
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それにしても、妹とお花見に行くことになろうとは思いもしませんでした。4年前、父が入院していた時に、その近くの桜が素晴らしいのでお花見をしてから病院に見舞いに行くことになりました。その日、母は「紳士物のパジャマのセールだったから」と朝からいそいそと田舎では上店とされている洋品店に買い物に行き、帰りにスーパーで花見用にパックの団子を2パックとペットポトルのお茶を買って来ました。それを持参して、桜を見ながら食べましょうということです。当然、妹も誘ったものの「行かない」と寝ていて参加しませんでした。そこで、母と二人で病院近くの桜並木を見ながら、ベンチに座って各自持参したペットボトルのお茶を飲んで、お団子を食べました。ちょっと寒かったけれど、桜が素晴らしく、その並木道と病院の裏口が繋がっていて、寝たきりで車椅イメージ 5
子で桜を見る為に出かけることも出来ない父に一枝頂いて病室に飾り
ました。
 
母は翌年、桜を見ることもなく亡くなってしまい、すでに今年で3年になります。あの頃、いじけにいじけていた妹も、一人で生活をして自分のことを支えていかなくてはならなくなって、大分普通になりました。月日が流れるというのは、誰にとってもすごい威力があるものですね。
 
今年の桜は今年だけ。人にとっても今年の春は今年だけ。この心躍る季節を心行くまで堪能致しましょう。
 
でも、今年の桜はまだ、あと一週間くらいは楽しめそうです。