博物館でお花見

昨日、あそこに行ってきました。行くとなかなか帰れない、あそこです。

 

はい、最近「トーハク」なんて言っている東京国立博物館です。何しに行ったかと申しますと、「ボストン美術館　日本美術の至宝」展へ行ったのです。上野公園は桜の名所でもあり、せっかく行くなら桜が見頃の頃に行こうと思っていたのです。

 

上野公園自体、この週末は桜が満開ということで、昨日は昼間から猛烈に人が出ていました。

 

トーハクの門をくぐり、いつものように特別展会場の平成館へ向かうと、平成館と本館の間の道から庭園へ入れます。この期間の特別開放のようです。入り口に誘われて、庭園へ行ってみました。トーハクは

毎年、一年に何度も来るのですが、建物の後ろ側に位置している庭園

に行くのは初めてです。

 

そこには素晴らしい日本庭園が広がっておりまして、あちこちに見事な桜も見られます。真ん中に池があり、今回のイベント用にワゴンカーのカフェが出ています。そこでコーヒーや軽食が買えます。その側にカラフルな大きなベンチが並んでいて、皆それぞれにくつろいでいました。もちろん、カフェで買ったホットドッグをかじっている人もいましたが、お弁当を持参している人も。池の方を眺める感じになるので、写真を撮るのもよいスポットです。

さて、池の周りをグルッと回りました。やはりあちこち桜が素晴らしく、古民家が点在しています。その佇まいが、まるでどこか地方の名刹へ旅行している気分にしてくれます。どうも、ここは茶室らしいです。

 

小ぶりなお茶室群を抜けて、池を背にして左手に行くと、調度平成館の裏に当たると思うのですが、大き目の建物が2つ出てきます。これもお茶室だそうです。その一番奥のお茶室の襖絵は狩野派による絵だそうです。でも、外から覗くだけでは、内側は薄暗い上、位置的によく見えないのが残念です。

 

日本庭園を堪能いたしまして、特別展へ行きました。特別展の開催さ

れている平成館を入ってエスカレーターで2階へ上がった突き当たり

に休憩スペースがあるのですが、そこの大きなガラス窓から見事な桜が見え、あぁ、こんな所からも桜見物が出来るなんて、と嬉しくなります。

 

今まで知らなかったのですが、庭園は年に2回、春と秋に公開されるそうです。次回は秋に訪れてみたいものです。

 

今日はJ-WAVEのイベントがトーハクであるので、きっと盛り上がるのでしょうね。込み合いそう。

 

因みに、トーハクでは4月15日まで「博物館でお花見を」というイベントを開催中です。色々な催しをやっているようで、スタンプラリーもあります。私が本館にたどり着いた時はすでに18:00を回っていたので、終わっていたのですが、17:00までにスタンプを集めると缶バッジがもらえるようです。缶バッジはなくとも、本館で展示中の桜モチーフの数々を眺めるのも楽しい。桜モチーフの物って結構多いように思います。それだけ桜という花が日本人の生活と心になじんでいるということなのでしょう。

 

今年はなんだか桜を満喫しています。

 

 

一番上の写真は上野公園。

　 それ以外は東京国立博物館の庭園。