ama-ama Life

甘い生活を目指しています。

「母の日」は少し寂しい日

5月の第2日曜の今日は「母の日」でしたね。
 
花屋さんの店頭には、赤いカーネーションが沢山飾られていました。鉢植えも人気なのでしょうか。購入されて持ち運んでいた中年女性を見かけました。ケーキの包みらしい紙袋も持っていたので、きっとお母様の所を訪ねるところなのでしょう。
 
私は、毎年「母の日」よりちょっと早めにカーネーションを山盛り持ってお墓参りに行くことにしています。カーネーションも今の時代、色々な種類が出ていて、その時のお店の品揃えと私の気分で色々な色を混ぜて購入します。赤いカーネーションは、他の今現在ご健在のお母様たちに譲って、私たちは別の色で構いません。
 
そうは言うものの、今年は赤とピンクと淡い黄色にしました。単に花屋さんで沢山赤いのを仕入れていたようなので、という理由です。ついでに綺麗だったのでアイリスを数本。それでも、お墓の前はとても賑やかになりました。
 
昨年は、カーネーションを買い込みすぎてしまって、同じ墓地に眠る、母と仲良しだった母の兄のお墓におすそ分けいたしました。
 
そういえば、赤いカーネーションの鉢植えを母の生前最後になった「母の日」に贈ったことを思い出しました。「母の日」より早く、GW前に「母の日」のプレゼントを既にしていたのですが、駅前の花屋さんの前を通ったら、カーネーションの鉢植えが大セールになっていたのでした。多分、仕入れすぎたのでしょう。そこで、すごく軽い気持ちで購入して母にプレゼントしました。母は日当たりの良いところに鉢を出したり工夫していましたが、翌年も咲く様にと庭の片隅に植え替えていました。でも、残念ながら全滅してしまいました。そして、翌年の「母の日」を母もまた迎えることはありませんでした。
 
よく「いつまでもあると思うな親と金」と言いますが、それは本当です。「母の日」に何かしたいなとか何かプレゼントしたいなと思っても、その人がいなくては出来ないのですから。相手がいるうちに、沢山なにかしてあげてください。誰かが亡くなると、「もっとああしていれば」とか、「こうも出来たのでは」とか、常に後悔が付きまとうものです。
 
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誰にとっても母は特別な存在です。世間では十分大人である従姉妹が、数年前に母を亡くして「すごくショックだったし、今でもつらい」と、別の伯母の三回忌で会った時に言っていました。それは私も同じ思いです。
 
だから、母を亡くしてから「母の日」は少し寂しい日です。