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花菖蒲が見頃の「小石川後楽園」

花菖蒲が見頃の今日この頃。再就職活動で行き詰っているので、気分転換と称してどこかに行きたい。調べてみたら、いつも行っている飯田橋ハローワークのすぐ近くにある小石川後楽園でも花菖蒲が見られるということで、本日行ってきました。イメージ 1
 
小石川後楽園は「特別史跡」「特別名勝」に指定されている大名庭園です。水戸徳川家の祖、頼房が中屋敷として造ったものを二代光圀の代に完成。庭園の様式は池を中心とした回遊式築山泉水庭になっています。後楽園という名は「天下の憂いに先立って憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」という意味から名づけられたそうです。パンフレットより。
 
さて、私は初めて伺いました。入園料300円を払って園内に入ると、そこは広々とした大名庭園。真ん中に池があり、その周りをぐるっと回っていきます。東京の真ん中に居ながら、どこか山の方に来てしまったような雰囲気が漂ってきます。木々が多く、空気が濃い。イメージ 2
あぁ、空気がぁ~、と思いながら前進。蓮池に出てしまいました。
蓮も素晴らしいのですが、今日の目的は菖蒲の群生を見ること。
 
池を回りこんで、やっと花菖蒲の群生地。もぅ !! すんごく素敵です。最盛期を過ぎているようですが、それでも十分素敵 ! あぁ、次回は最盛期に訪れたい !!
 
白・紫・ピンク・赤紫・黄色・・・。見渡す限り花菖蒲です。えぇと、私、花菖蒲と杜若 ( かきつばた )と菖蒲 ( あやめ ) の区別がつかないので、群生しているその花が全て花菖蒲であるかは定かではないのですが、とにかくすごい。あぁ、日本の花って美しい ! 日本の風景って美しい !! イメージ 3
尾形光琳の「燕子花図屏風」みたいです。「燕子花図屏風」は杜若なの
で色が青紫ですが、この庭園の花菖蒲たちは色とりどり。お好みの色がありそうです。
 
咲き誇る花菖蒲の足元では鴨の親子がすいすいと泳ぎまわってえさを探しています。子鴨がかわいらしい。なんだか、それだけで癒されます。
 
部屋の壁紙とかにしたら素敵そう・・・。とにかく素晴らしく、こころが浮き立ちます。パンフレットによると杜若の群生地もあって、5月上旬からイメージ 4
中旬にかけて見頃だそうです。
 
花菖蒲の群生地をぐるっと回り込むと藤棚がいくつもあります。既に今年は時期が済んでいるようです。その先は梅が沢山植えられていて、「ミツクニ」という名札の付いた木もありました。「水戸黄門」で有名な水戸光圀公ゆかりの庭園なので、春先には梅祭りもあるようです。休憩所に展示されていた写真では、水戸黄門ご一行様の格好の人たちが写っていました。
 
この庭園は、高低が造られていて、高いところに登ると庭が見渡せます。そして高い所に登ると、本当にどこか地方の観光地に居るような気分です。
 
高台から下に降り、円月橋の脇を通って、池の周りを回りこみ、蓮池を通って、入り口脇の「涵徳亭」の脇を抜けると渡月橋です。池には巨大な鯉が泳いでいイメージ 5ます。入り口の売店で「こいのえさ」なる袋入りのものが売られていましたが、
えさやりができるのでしょう。どの鯉も巨大。
 
渡月橋がかかっている大堰川は、石がいい感じに配されていて、絵になります。屏風岩の脇の登り坂を登ると赤い雅な通天橋が出てきます。京都チックです。橋をわたってさらに登ると得仁堂です。その前から下に降りて丸い石が配してあり川が渡れる沢渡りを通ります。真正面に朱塗りの天通橋が見られます。
 
ざっと回って1時間くらい。中には売店もあるので、美しい風景を見ながらのんびりも出来ます。木製のベンチがあちこちにあるのと、トイレも景観を乱さないようなデザインで庭園におさまっています。入り口脇の「涵徳亭」ではお食事や甘いものが食べられるようです。
 
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ツアーで来たらしい年配女性のグループや、女性だけのグループなど、比較的女性が多く来園していたようです。外国人観光客らしい中年のカップルもいて、熱心に写真を撮っていました。
 
お隣が後楽園ドームシティの黄色いビルですが、観光で後楽園ドームシティに行くならば、むしろ小石川後楽園に行くことをお勧めしたいです。地方からこられる方はもちろん、海外から来られる方にもお勧めです。これで300円なら、めちゃくちゃコスト・パフォーマンスがいいです。
 
気持ちが疲れて深呼吸が必要な時も、お勧めです。
 
私もまた訪問する予定です。