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歩行者はどこを歩けばいいのか ?

歩行者はどこを歩けばいいのでしょうか ?
 
確か一昨年の10月から道路交通法が変わって、自転車は車道を走らなくてはならなくなったはずです。子供は歩道を走ってもいいというような例外はあるようなのですが、基本的に自転車は車道です。ところが現在でも自転車は我が物顔で歩道をスイスイ。歩行者の安全を脅かしているのに何も感じていないように走りすぎていきます。
 
先日のニュースで横断歩道の手前に描かれている◇ ( ひし形 ) のマークが意味する事を知らないドライバーが7割りとか8割りも居たというニュースがありました。この表示は「この先、横断歩道又は自転車横断帯あり」という意味なのだそうです。つまり、徐行せよとか横断している人に気をつけようということですよね。それを知らずに運転しているわけです。そんな車が7割りも8割りも走っていると思うと、横断歩道だからって歩行者はオチオチ未知を横断していられません。
 
なぜ、そんなことを突然言っているかと言いますと、本日、青信号の横断歩道を渡っていたにも関わらず、回り込んできた車が速度を落とすどころか速度を上げて走ってきて、轢かれそうになったからです。こちらはお行儀良く青信号に変わるのを待って道路を渡ろうとしているのに、何台もの自動車が曲がりこんできて、歩行者をまるで渡らせまいとするようです。そんな2台の後、あきが出来たので青信号を渡っていたのに3台目はさらに悪く、加速して曲がってきました。轢かれそうになって思わず真っ直ぐに渡れずその車から距離をとるほうに走りました。
 
私が子供だった頃は、時々自動車に轢かれた犬や猫の遺体というのを道路で目にすることがありました。最近では、そういうものは見ることがありませんが、昨今では犬猫ではなく轢かれて置き去りにされるのは人間様です。ここ10年くらいでひき逃げ事件が増えているように感じます。人間を轢いても、自分さえよければいいとばかりに逃げてしまうわけです。普通は轢いてしまったら、救急車を呼んだり警察に通報したりするのが人間のとる行動だと思うのですが、そんなこと全くしないのです。もはや人間ではないんでしょうね、そういう人たちは。人間の皮をかぶっているケダモノなのでしょう。
 
日本で交通事故を起こしても、刑罰が軽すぎるように思います。さだまさしさんの「償い」という歌があるのですが、その歌詞を聞くとすごいものがあります。交通事故を起こしてしまった加害者である「ゆうちゃん」の歌なのですが、この主人公の「ゆうちゃん」は働いて被害者の奥さんに送金しつづけているのです。普通の神経のある人はこの歌にぐっと来るものがあると思うのです。一説には交通安全指導の際に、この曲が流れる事もあるとか。
 
この頃の交通事故はひき逃げなど悪質化しているので、そろそろテレビのドキュメンタリー番組でもドラマ番組でもなんでもいいですから、交通事故に関する番組を作って欲しいものです。もっとも悪質なドライバーはそんな番組は見ないでしょうが、将来ハンドルを握る小学生でも中学生でも、きちんとした交通ルールを見に付け、悲しい人を生まないように現実を考えるきっかけとして欲しいものです。
 
今後、歩道を歩く時も、道路を渡る時もいっそうの注意をして、自転車や自動車に轢かれないように気をつけていこうと思います。それにしても、昨今の日本、歩行者はいつたいどこを歩けばいいのでしょうか ? 自転車に乗る人も自動車を運転する人も考えていただきたいものです。