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「人生は冒険」 マッサンとエリーの物語 終わる

朝ドラの「マッサン」が、遂に最終回。

今朝は静かに泣いた方、おおいのではないでしょうか。

このドラマは「日本のウィスキーの父」と呼ばれるニッカウィスキーの創業者、竹鶴政孝スコットランド人妻リタの実話をベースにしたものでした。

「日本のウィスキーの父」の話なので、ウィスキー作りの話が中心かと思って見ていたので、何だか余分なサイド・ストーリーが多いな、もっとウィスキー作りの話が見たいなと思っていたのも確かです。

しかし、最後までみて、ああそうか、と合点がいきました。第1話から言っていたのに。「これはマッサンとエリーの冒険のお話です。」って。

若くして、駆け落ち同然に結婚した二人が、いかにして生きていったかというお話なのです。マッサンやエリーの人柄が、どんどん周りの人たちを巻き込んで、マッサンとエリーも幸せをなっていきます。そこに、マッサンが目指すウィスキー作りの話が絡んでくると言うのが、このドラマの本来の姿なのではと思うのです。

ドラマのテーマは「人生は冒険」ですから、マッサンとエリーはウィスキー作りを通して、どんどん冒険をして行きます。マッサンとエリーは夫婦ですが、同士です。マッサンが「日本のウィスキーの父」に成れたのもエリーのおかげです。マッサンにはエリーが必要で、エリーにもマッサンは欠かせない存在です。その位、強い結びつきの夫婦のお話。

マッサンとエリーは、子供と孫に恵まれた晩年ですが、子供は養子です。どんなに賑やかで、子供と孫に囲まれていても、結局、最後まで一番強い結びつきがあるのは夫婦二人だけ。二人で始めて、二人で終える関係です。夫婦って、本来そういうものかもしれません。

こんな夫婦だったら、素敵だなと、毎朝日本中が思ったことでしょう。

晦日紅白歌合戦中島みゆきさんが歌うシーンで、二人が並んで見ていたのが、まるで本当の亀山政春・エリー夫妻に見えました。役を演じているのではなく、この二人の佇まいが本当の夫妻みたいでした。

楽しいドラマをありがとうございました。マッサンとエリーの冒険は、見ていて楽しく、マッサンのウィスキーに賭ける情熱、エリーのマッサンを支える姿の健気さに心を打たれました。

そして、「人生は冒険」と、私も少し気持ちを大胆に、歩を進めたいと思いました。上手くいった時には、ウィスキーで乾杯し、失敗してしまった時はしみじみとウィスキーを舐めましょう。

「人生は冒険」って、いい言葉ですね。